岡谷市議会 > 1991-03-18 >
03月18日-08号

  • "正規職員"(/)
ツイート シェア
  1. 岡谷市議会 1991-03-18
    03月18日-08号


    取得元: 岡谷市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-10
    平成 3年  3月 定例会(第1回)       平成3年第1回岡谷市議会定例会会議録(第8号)                         平成3年3月18日(月曜日)●議事日程 ▲日程第1 議案第10号 岡谷市職員定数条例の一部を改正する条例 ▲日程第2 議案第11号 岡谷市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例 ▲日程第3 議案第12号 納税奨励に関する条例を廃止する条例 ▲日程第4 議案第13号 岡谷市デイサービスセンター条例 ▲日程第5 議案第14号 岡谷市営住宅管理条例の一部を改正する条例 ▲日程第6 議案第16号 市道路線の変更について ▲日程第7 議案第17号 市道路線の認定について ▲日程第8 議案第18号 平成3年度市営土地改良事業に要する経費について ▲日程第9 議案第19号 平成3年度市営林道事業に要する経費について ▲日程第10 議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算 ▲日程第11 議案第21号 平成3年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算 ▲日程第12 議案第22号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計予算 ▲日程第13 議案第23号 平成3年度岡谷市公団分収造林事業特別会計予算 ▲日程第14 議案第24号 平成3年度岡谷市交通災害共済事業特別会計予算 ▲日程第15 議案第25号 平成3年度岡谷市霊園事業特別会計予算 ▲日程第16 議案第26号 平成3年度岡谷市下水道事業特別会計予算 ▲日程第17 議案第27号 平成3年度岡谷市老人保健事業特別会計予算 ▲日程第18 議案第28号 平成3年度岡谷市温泉事業特別会計予算 ▲日程第19 議案第29号 平成3年度岡谷市湊財産区一般会計予算 ▲日程第20 議案第30号 平成3年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算 ▲日程第21 議案第31号 平成3年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算 ▲日程第22 議案第32号 平成3年度岡谷市水道事業会計予算 ▲日程第23 議案第33号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例 ▲日程第24 議案第34号 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号) ▲日程第25 議案第35号 岡谷市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 ▲日程第26 議案第36号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計補正予算(第1号) ▲日程第27 請願第4号 食品安全条例(仮称)の制定を求める請願 ▲日程第28 請願第6号 6市町村(岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、富士見町、原村)合併について ▲日程第29 請願第7号 6市町村合併に関する請願 ▲日程第30 議案第37号 公立義務教育学校の35人学級編成の早期実現を求める意見書 ▲日程第31 議案第38号 国民健康保険制度の確立及び財政健全化に関する意見書 ▲日程第32 議案第39号 老人医療費の自己負担増反対に関する意見書 ▲日程第33 議案第40号 食品の安全性確保に関する意見書 ▲日程第34 議案第41号 スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律の施行に伴う環境整備等を求める意見書 ▲日程第35 議案第42号 救急・救命対策の確立に関する意見書 ▲日程第36 議案第43号 育児休業法の早期制定を求める意見書 ▲日程第37 議案第44号 中東に恒久的な平和を回復するための日本の貢献に関する意見書 ▲日程第38 議案第45号 自衛隊の掃海艇派遣禁止を求める意見書         ------------------●本日の会議に付した案件 ▲日程第1 議案第10号 岡谷市職員定数条例の一部を改正する条例 ▲日程第2 議案第11号 岡谷市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例 ▲日程第3 議案第12号 納税奨励に関する条例を廃止する条例 ▲日程第4 議案第13号 岡谷市デイサービスセンター条例 ▲日程第5 議案第14号 岡谷市営住宅管理条例の一部を改正する条例 ▲日程第6 議案第16号 市道路線の変更について ▲日程第7 議案第17号 市道路線の認定について ▲日程第8 議案第18号 平成3年度市営土地改良事業に要する経費について ▲日程第9 議案第19号 平成3年度市営林道事業に要する経費について ▲日程第10 議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算 ▲日程第11 議案第21号 平成3年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算 ▲日程第12 議案第22号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計予算 ▲日程第13 議案第23号 平成3年度岡谷市公団分収造林事業特別会計予算 ▲日程第14 議案第24号 平成3年度岡谷市交通災害共済事業特別会計予算 ▲日程第15 議案第25号 平成3年度岡谷市霊園事業特別会計予算 ▲日程第16 議案第26号 平成3年度岡谷市下水道事業特別会計予算 ▲日程第17 議案第27号 平成3年度岡谷市老人保健事業特別会計予算 ▲日程第18 議案第28号 平成3年度岡谷市温泉事業特別会計予算 ▲日程第19 議案第29号 平成3年度岡谷市湊財産区一般会計予算 ▲日程第20 議案第30号 平成3年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算 ▲日程第21 議案第31号 平成3年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算 ▲日程第22 議案第32号 平成3年度岡谷市水道事業会計予算 ▲日程第23 議案第33号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例 ▲日程第24 議案第34号 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号) ▲日程第25 議案第35号 岡谷市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 ▲日程第26 議案第36号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計補正予算(第1号) ▲日程第27 請願第4号 食品安全条例(仮称)の制定を求める請願 ▲日程第28 請願第6号 6市町村(岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、富士見町、原村)合併について ▲日程第29 請願第7号 6市町村合併に関する請願 ▲日程第30 議案第37号 公立義務教育学校の35人学級編成の早期実現を求める意見書 ▲日程第31 議案第38号 国民健康保険制度の確立及び財政健全化に関する意見書 ▲日程第32 議案第39号 老人医療費の自己負担増反対に関する意見書 ▲日程第33 議案第40号 食品の安全性確保に関する意見書 ▲日程第34 議案第41号 スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律の施行に伴う環境整備等を求める意見書 ▲日程第35 議案第42号 救急・救命対策の確立に関する意見書 ▲日程第36 議案第43号 育児休業法の早期制定を求める意見書 ▲日程第37 議案第44号 中東に恒久的な平和を回復するための日本の貢献に関する意見書 ▲日程第38 議案第45号 自衛隊の掃海艇派遣禁止を求める意見書         ------------------●出席議員(27名)         1番   片倉久三君         3番   今井密子君         4番   大沢章則君         5番   今井友吉君         6番   柴  守君         7番   清水隨豊君         8番   田中親雄君         9番   三井正二君        10番   林 光一君        11番   田中正人君        12番   手塚邦明君        13番   花岡三郎君        14番   浜 常治君        15番   原  宏君        16番   増沢千明君        17番   林  稔君        18番   山田拓男君        19番   林 公敏君        20番   宮崎福二君        21番   宮坂清海君        22番   宮沢健治君        23番   山崎芳朗君        24番   山田一久君        25番   山田五郎君        26番   片倉万吉君        27番   小沢竜美君        28番   羽吹義雄君         ------------------●欠席議員(なし)         ------------------●地方自治法第121条の規定による説明のため出席した者        市長      林 泰章君        助役      小口利行君        収入役     林 正茂君        教育長     齋藤保人君        企画部長    笠原直行君        総務部長    武井康純君        民生部長    手塚文武君        福祉部長        兼福祉事務所長 武井政次郎君        経済部長    鮎沢茂登君        建設部長    新居 靖君        都市開発部長  横内啓吉君        水道部長    山田兼利君        消防長     加藤和夫君        監査委員    小口公男君        教育次長    両角常勇君        岡谷病院長   草間昌三君        岡谷病院事務長 中原寛毅君        塩嶺病院長   奈良田光男君        塩嶺病院事務長 長沼金作君        企画課長    堀向弘右君        秘書課長    橋爪茂雄君        庶務課長    折井弘育君        財政課長    藤森武男君        監査委員        事務局長    中村高康君         ------------------●議会事務局職員出席者        局長      増沢政幸        次長      百瀬勝人        庶務主幹    矢ケ崎千鶴雄        議事主幹    青木孝雄        主任      小口明彦          午前9時30分 開議 ○議長(片倉久三君) おはようございます。 これより本日の会議を開きます。         ------------------ △岡谷市教育委員会委員の就任あいさつ ○議長(片倉久三君) この際、2月27日選任同意されました岡谷市教育委員会委員の山田郁夫君に、登壇してごあいさつをお願いしたいと思います。 山田郁夫君、ごあいさつをお願いいたします。         〔岡谷市教育委員会委員 山田郁夫君 登壇〕 ◎岡谷市教育委員会委員(山田郁夫君) おはようございます。 一言ごあいさつを申し上げます。 このたび、岡谷市教育委員の選任に御同意をいただきました山田郁夫でございます。もとより微力ではございますけれども、この責務の重大さを自覚して、岡谷市教育行政発展のため最善の努力をいたす所存でございます。何とぞ、格別の御指導と御鞭撻を賜りますようお願い申し上げまして、簡単ではございますが、ごあいさつとさせていただきます。よろしくお願いします。         ------------------ △日程第1 議案第10号 岡谷市職員定数条例の一部を改正する条例 △日程第2 議案第11号 岡谷市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例 △日程第3 議案第12号 納税奨励に関する条例を廃止する条例 △日程第4 議案第13号 岡谷市デイサービスセンター条例 △日程第5 議案第14号 岡谷市営住宅管理条例の一部を改正する条例 △日程第6 議案第16号 市道路線の変更について △日程第7 議案第17号 市道路線の認定について △日程第8 議案第18号 平成3年度市営土地改良事業に要する経費について △日程第9 議案第19号 平成3年度市営林道事業に要する経費について △日程第10 議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算 △日程第11 議案第21号 平成3年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算 △日程第12 議案第22号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計予算 △日程第13 議案第23号 平成3年度岡谷市公団分収造林事業特別会計予算 △日程第14 議案第24号 平成3年度岡谷市交通災害共済事業特別会計予算 △日程第15 議案第25号 平成3年度岡谷市霊園事業特別会計予算
    △日程第16 議案第26号 平成3年度岡谷市下水道事業特別会計予算 △日程第17 議案第27号 平成3年度岡谷市老人保健事業特別会計予算 △日程第18 議案第28号 平成3年度岡谷市温泉事業特別会計予算 △日程第19 議案第29号 平成3年度岡谷市湊財産区一般会計予算 △日程第20 議案第30号 平成3年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算 △日程第21 議案第31号 平成3年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算 △日程第22 議案第32号 平成3年度岡谷市水道事業会計予算 △日程第23 議案第33号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例 ○議長(片倉久三君) 日程第1 議案第10号から日程第23 議案第33号までの、平成3年度関係、23議案を一括議題といたします。 この議案は、それぞれの担当委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 まず、総務委員会担当議案について、一括報告を願います。 総務委員長。         〔総務委員長 宮坂清海君 登壇〕 ◆総務委員長(宮坂清海君) 21番 宮坂清海です。 総務委員会に付託されました議案について、去る3月11、12、13日の3日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。 議案第10号 岡谷市職員定数条例の一部を改正する条例について、総務、社会連合審査会を開催し、審査を行いました。 定数増につきましては、平成5年度までに、入院患者1日平均 230人、外来患者1日平均 250人を目標とし、現在のICU・CCU・人工透析等診療内容の充実と一層の患者サービスを図るため、医師・看護婦等の増員を行い、労働条件の改善も図ってまいりたいとのことであり、目標年度における人件費比率は48.9%を見込んでいるとのことでありました。審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第11号 岡谷市職員の勤務時間及び休暇等に関する条例の一部を改正する条例について、市民サービスの低下、職員の労働強化につながらない配慮をしつつ、対応のできない職場にあっては、代休等により対応しているとのことでありました。審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第12号 納税奨励に関する条例を廃止する条例について、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算中、総務委員会に付託された部分について、審査の主な点を御報告申し上げます。 歳出、第2款1項1目一般管理費、個人情報保護運営審議会の委員の選考に当たっては、専門家を入れてはどうかとの御意見がありまして、市側といたしましては今後十分検討してまいりたいとのことでありました。 第2款1項7目企画広報費、海外研修視察については、視察先は、カナダ、北米、オーストラリア、ニュージーランド方面を予定しており、時期については今後検討してまいりたいとのことでありました。 また、広域市町村圏事務組合の負担金の増については、第2次市町村圏10カ年計画作成のため、職員の1名増員に対応するものであるとのことでありました。 第2款1項16目住居表示整備費、付託前に質疑のありました点につきましては、開発事業の整合性を図る中で推進してまいりたいとのことでありました。 第2款2項1目税務総務費、付託前の質疑のありました航空写真撮影等委託料については、土地、家屋の現況確認及び台帳との照合を行う基礎資料整備のために行うものであるとのことでありました。 第2款4項1目選挙管理委員会費、政治活動を阻害するような、紛らわしい指導の内容を今後十分注意されたいとの意見がありました。 第9款1項1目常備消防費、救急業務については、救命率を高めるため、国において、救急救命士制度が法制化される予定であり、市としてもこれに対応してまいりたいとのことでありました。 第9款2項2目非常備消防費、分団の諸活動の活性化については、団に活性化委員会を設置し問題点を研究しておりますが、なお努力いたしてまいりたいとのことでありました。 第10款2項1目学校管理費、給食調理士については、給食施設も充実し、生徒数の減少もあり、臨時職員でお願いしてまいりたいとのことでありました。 なお、文部省の基準より3名増の配置を行っているとのことでありました。 正規職員と勤務形態にあまり差のない職種の職員の補充については、今後正規職員による対応をされたいとの意見がありました。また、学校施設整備費では、上の原小学校については窓枠サッシの改修、神明小学校については外壁等の補修を行い、湊小学校の高温対策については1教室をテスト的に改修をし、その結果により改善を図ってまいりたいとのことでありました。 なお、上の原小学校の外壁の補修については、早期に実施するよう要望いたしました。 資料№1年度別児童生徒学級数見込を参照いただきたいと思います。 第10款4項2目公民館費、公民館を含めた文化ゾーンの整備については、住民の求める社会教育施設として、また生涯学習の拠点としての位置づけから基本計画を検討するとのことでありました。 委員会としては、総合的な調査活動を行い、早期実現に努力するよう強く要望いたしました。 第10款5項1目保健体育総務費、資料№2平成3年度負担金、補助金内訳表を御参照いただきたいと思います。 第12款1項公債費、平成元年度における公債費比率については、岡谷市は12.2%、県内17市平均は12.5%であるとのことでありました。 次に、歳入について申し上げます。新年度税収見込みにつきましては、しばらく続いた大型景気の過熱も終わり緩やかな減速状態に入り、特に湾岸戦争の影響による景気の動向は不透明感を示しており、既に法人税収入の減少傾向があらわれているとのことでありました。 しかし、個人所得の伸びは好調に推移し、個人消費も堅調に伸びており市税全体では対前年比 2.9%の伸び率となるとのことでありました。 第1款1項1目個人、2目法人、個人市民税は、会社、事業所等から提出された給与報告書により所得の状況及び、前年度の収入見込み額等勘案し対前年比 1.3%増を計上したとのことでありました。 法人市民税は、景気動向によって直接影響を受ける変動の激しい税目でありますが、国、県等の法人に関係する税の見方や、当市の平成3年1月末現在の調定状況、経済状況等を考慮し前年対比15%減を計上したとのことでありました。 第1款2項1目固定資産税、平成3年度は基準年度に当たり、土地、家屋の評価替えが実施され総評価上昇割合は、土地にあっては、宅地 1.264倍、田 1.077倍、畑 1.038倍、山林 1.001倍、家屋にあっては、木造1.12倍、非木造1.05倍、鉄筋コンクリート造1.08倍とそれぞれ引き上げられることになるが、土地については、従来からの負担調整措置が行われる見込みであり、前年度対比9%増を計上したとのことでありました。 「超過負担額」について、資料№3 平成3年度当初予算における超過負担額調を御参照いただきたいと思います。 消費税相当額については、一般会計では歳入において 939万 2,000円、歳出において1億 3,241万 8,000円になるとのことでありました。 資料№4一般会計における消費税相当額に関する調を御参照いただきたいと思います。 第1条第1表歳入歳出予算中担当部分、第2条第2表債務負担行為、第3条第3表地方債中担当部分、第4条、第5条については、別段異議がありませんでした。 以上、総務委員会に付託された部分については、歳入、歳出全般について、市民要望に積極的にこたえるきめ細かい配慮がなされているが、執行に当たっては効率的な運用をされるよう要望し、賛成するとの意見がありました。 また一方、超過負担、補助金カット等、国からの自治体への押しつけ、地方に負担を負わせるような消費税を廃止できなかったことは大変遺憾であるが、職員の努力を評価しながらも、基本的には消費税が入っているので賛成できないとの意見もありました。 審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第29号平成3年度岡谷市湊財産区一般会計予算、消費税導入の予算であり、反対であるとの意見がありました。審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 次に、社会委員会担当議案について、一括報告を願います。 社会委員長。         〔社会委員長 田中正人君 登壇〕 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中でございます。 社会委員会に付託された議案について、さる3月11日及び12日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。 議案第13号 岡谷市デイサービスセンター条例について、審査の結果について御報告いたします。 対象人員の把握と予算計上については、近隣施設の利用状況から、当初登録人員を約70ないし80人と予想し、一定の経費計上をして予算編成したとのことでありました。 利用回数につきましては、予想登録人員から現状では週1回が限度であるとのことでありましたが、委員会としては、利用状況を見ながら、必要に応じできる限りの対応を考えていくよう要望しました。以上、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算中、社会委員会に付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 歳出、第2款1項11目安全対策費、防犯灯については、平成3年度から建てかえに係る補助金を1灯につき 3,000円から 6,000円に引き上げ、各区の要望に対処したとのことでありました。また、現時点では各区からの新設、建てかえの要望については満たしているが、さらに充実を図ってまいるとのことでありました。資料№1 防犯灯各区別設置数参照。 第2款3項1目戸籍住民基本台帳費、平成2年度12月より実施した広域窓口システムによる住民票発行については、今後住民に対してさらにPRに努めたいとのことでありました。 第3款1項1目社会福祉総務費部落解放同盟中南信地区協議会補助金については、国民的課題である部落解放運動に対するもので、過去この運動にかかわる4団体に対し予算計上をしてきたが、補助要請は部落解放同盟中南信地区協議会のみである経過から、同団体のみの予算を計上したとのことでありました。 この補助金は適正な予算計上ではないとの指摘があり、この運動の複雑な背景や事情もあるが、予算執行に当たっては予算書、決算書の提出を求める等慎重に対処するようにとの意見がありました。資料№2諏訪地方6市町村部落解放同盟中南信地区協議会補助金調べ参照。 第3款1項3目老人福祉費、マレットゴルフ場整備補助金については新年度5地区を予定したとのことであり、今後も地区から要望があれば、状況を見ながら継続していきたいとのことでありました。 老人日常生活用具給付等事業費中、寝たきり老人用貸し出しベットについては、平成2年度では53台保有しており、新たに5台の購入を予定し需要増に対処してまいりたいとのことでありました。委員会としては、申し込み後3カ月も待たなければ利用できなかったこともある現状から、さらに充実を図るよう要望しました。 第3款1項5目真徳寮費、真徳寮については、当面現状で使用してまいりたいとのことであり、今後については、市民コンセンサスを得ながら、施設の持ちかえ等を含め検討してまいりたいとのことでありました。 第3款1項6目養護老人ホーム費、移転新築により和楽荘に併設されるショートスティについては、2床を設置し、養護老人ホームの事業として運営してまいりたいとのことでありました。 第3款1項7目社会福祉センター費、社会福祉センターの利用の低下については、今まで常時利用されていた方の減少や他施設の完成等により、それらの施設を利用する方の増加によるものと思われるとのことでありました。委員会としては、本来の社会福祉センターとしての使命、目的に合った施設整備や運営について検討を加え、広く市民の期待にこたえるよう要望しました。 第3款2項3目保育所費、保育所費については、岡谷市では園児減少の中、その果たす役割の大きさを十分認識するとともに、あくまでも子供たちにとって保育がどうあるべきかを原点にして諸施策を行っており、現状の17園を維持しながらきめ細かな配慮をし、健やかで人間性豊かな子供に育つための保育を引き続き推進してまいりたいとのことでありました。資料№3保育園入園児童数及び職員数参照。 第4款1項1目保健衛生総務費、公衆浴場活性化事業補助金については、スタートして約1年が経過しましたが、毎月26日を市民に無料開放しており、平均入浴者は通常の約2.5 倍、5浴場の平均で 160人あるとのことでありました。また、公衆浴場に対する理解が深まり、入浴者の減少傾向の歯どめにもなっているとのことであり、本年度も継続してまいりたいとのことでありました。 精神障害者社会復帰訓練事業については、現在、開所に向けて家族会を中心に、地元の理解を得るため最大限の努力をしているとのことでありました。委員会としては、広く福祉の心を住民に理解していただきながら、一日も早く開所できるよう要望しました。 第4款1項5目環境衛生費、国際文化産業都市を標榜する岡谷市にあっては、公衆便所施設改善は重要な課題であり、今後計画的に逐次改善を図ってまいりたいとのことでありました。 委員会としては、公衆便所の整備はその街の文化のバロメーターになるとさえいわれている現在、早い段階で対応するよう要望しました。 第4款2項2目塵芥処理費、ごみ収集業務委託については、諸事情により約5年に一度の割合で入札により委託料が決定されてまいりましたが、この間人件費や諸経費の高騰もあり、また社会委員会の論議も踏まえ、不燃物については1台当たり約 100万円、可燃物については1台平均約80万円を増額したとのことでありました。委員会としては、入札の経過もあるが、今後においても人件費や諸経費の上昇を勘案しながら柔軟に対応するよう要望しました。 なお、本会議で提起されたごみ問題につきましては、現時点では切迫した状況ではないが、将来、不燃物最終処分場の問題を含め重要な課題として認識しているとのことでありました。また、ごみ減量については、広く市民意識の高揚に努め、リサイクル運動、資源物分別回収のさらなる推進のため積極的に対応してまいりたいとのことでありました。資料№4ゴミ収集業務委託状況参照。 歳入、第8款2項1目民生費負担金、保育所費負担金については、岡谷市では保護者負担の軽減を図るため国の基準の1年おくれを採用しているが、これによる軽減額は約 4,700万円であるとのことでありました。 第10款1項1目民生費国庫負担金、社会委員会関係の国庫負担金の負担率引き下げに伴う影響額は1億 5,583万 6,000円であるが 2,080万 7,000円の県負担があり、実質影響額は1億 3,502万 9,000円の見込みになるとのことでありました。 資料№5民生費国庫負担金の負担率引き下げ年度別比較表を参照。また、社会委員会関係の超過負担につきましては、国民年金事務費において 1,447万 1,000円、養護老人ホーム建設事業で2億 9,956万 6,000円、デイサービスセンター運営費で 1,256万 1,000円、児童措置費で3億 1,340万 3,000円で、合計6億 4,000万 1,000円となるとのことでありました。 消費税については、社会委員会担当部分の一般会計の影響額は、歳入において 137万9,000 円であり、歳出においては 3,597万 8,000円とのことでありました。 第1条第1表歳入歳出予算中、第3条第3表地方債中、各担当部分については、別段異議ありませんでした。 以上、社会委員会に付託された部分については、きめ細かな配慮がなされるとともに、高齢化社会を見据えた福祉先取りの施策も取り入れられており、その努力を多とするものであり、今後とも一層住民福祉向上のための配慮を要望し、賛成するとの意見がありました。 一方、福祉向上のあとが伺え敬意を表するものであるが、消費税算入、国庫負担率引き下げ、超過負担の増大等国とのかかわり、保育料改定、部落解放同盟中南信地区協議会補助金等納得できない部分があり、賛成できないとの意見がありました。 以上、審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案21号 平成3年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算、本会計については、医療費の動向によって収支が大きく左右されるものであり、現在のところ恒久的な健全財政の見通しが立ったものではないとのことでありました。一般会計からの繰入金については、公平性の面からも問題があり実施することはできないとのことでありました。なお、本会計を長期的に安定していくためには、市民の健康保持事業増進のための施策や予防活動の推進を図り、総合的施策を進めるとともに、国、県に対して恒久的な制度の改正を強く要望していくとのことでありました。 超過負担額は 2,669万 9,000円とのことでありました。 消費税算入と超過負担額があるとの観点から、本予算には反対であるとの意見がありました。資料№6国民健康保険の年度別療養給付費諸率参照。資料№7国民健康保険税現年課税分収納状況参照。以上、審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第24号 平成3年度岡谷市交通災害共済事業特別会計予算、議案第25号 平成3年度岡谷市霊園事業特別会計予算、議案第27号 平成3年度岡谷市老人保健事業特別会計予算、以上、3議案については、消費税算入の予算であり、反対であるとの意見がありました。審査の結果、それぞれ賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第30号 平成3年度岡谷市市立岡谷病院事業会計予算、平成3年度では収支均衡予算を計上してあるものの、医療費改定の動向等不透明な面があり、経営環境は相変わらず厳しいものがあるが、市民の医療ニーズにこたえるため、医療スタッフの充実、医療機器の整備を積極的に進め、特に新年度においてはMRI等の導入を予定しているとのことであり、また、施設等の整備についても十分調査検討する中で対応していくとのことでありました。なお、職員挙げて健全経営と信頼される病院づくりに一層努力してまいりたいとのことでありました。委員会としては、市側に対して一層の財政的支援を要望し、また、病院に対しては、医療機器導入にまつわる不祥事がないよう要望しました。資料№8交付税算入額及び繰入金に関する調べ参照。なお、消費税額は収入で 564万 7,000円、支出で4,822 万 2,000円とのことでありました。 消費税算入の予算であり、反対であるとの意見がありました。以上、審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第31号 平成3年度岡谷市健康保険岡谷塩嶺病院事業会計予算、収支均衡予算を計上したが、医療費改定の動向や患者動向等、不透明な面も多く経営環境は厳しいものがあるが、循環器、心疾患基幹病院として医療スタッフ、医療機器等の充実整備を図るとともに、近年の結核患者の推移と社会的対応の責務から、施設の整備、充実を図ってまいりたいとのことでありました。また、検診部門の積極的活用を図り、地域住民に信頼される病院を目指し職員を挙げて一層努力してまいりたいとのことでありました。委員会としては、市側に対し一層の財政的支援を要望し、病院に対しては、医療機器導入にまつわる不祥事がないよう要望しました。 なお、消費税額は、収入で 468万 3,000円、支出で 3,349万 9,000円とのことでありました。消費税算入の予算であり、反対であるとの意見がありました。以上、審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定しました。 議案第33号 岡谷市手数料条例の一部を改正する条例、他の各種証明手数料との均衡上問題等もあり、年金受給者のみを無料にすることには賛成できないとの意見がありました。 以上、審査の結果、賛成少数により否決すべきものと決定しました。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 次に、経済委員会担当議案について、一括報告を願います。 経済委員長。         〔経済委員長 原宏君 登壇〕 ◆経済委員長(原宏君) 15番 原宏です。 経済委員会に付託された議案について、去る3月11日、12日の2日間にわたり委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告をいたします。 議案第18号 平成3年度市営土地改良事業に要する経費について、議案第19号 平成3年度市営林道事業に要する経費について、以上2議案については、審査の結果、それぞれ原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算中、経済委員会に付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 歳出、第2款1項9目財産管理費、工業技術振興基金、早期の目標額達成を旨とする、昨年度からの当該基金に対する委員会等の要請もあり、本年度は 2,000万円増額し、 7,000万円の積み立てをいたしたいとのことでありました。 第2款1項10目市有林管理費、市有林の管理、整備事業を実施するための計上であり、従来の直営作業員による事業遂行だけでなく、諏訪森林組合の事業量確保、体制の拡充・強化を図ることからも、その一部を森林組合にも委託してまいりたいとのことでありました。 第5款1項1目労政費、駅前駐輪場の放置自転車等の状況は目に余るものがあり、景観上及び利用者の利便をも考慮したとき、将来的には有料駐輪場の建設等抜本的対策及び利用者の意識高揚を含む複合的な施策により、その管理体制を強化されるよう要望しました。さらに、本来JRがその設置及び管理を行うべきであるという指摘に対し、市としては引き続き折衝してまいりたいとのことでありました。また、岡谷市勤労者住宅新築資金等利子補給金については、利用方促進につき労働金庫、岡谷市勤労者互助会等を通じ、効果あるPRをされるよう要望しました。 第5款1項2目雇用促進対策費、労働力確保については、有効求人倍率は依然として高く、その充足率は極めて低い状況にあり、今後の雇用対策は大変厳しく困難も予想されますが、若年及び技術系の人材確保を図り、雇用促進に努めてまいりたいとのことでありました。 こうした状況にかんがみ、行政として実効性ある諸施策に努め、受け入れ側の企業の意識改革、体制強化を促進すべく行政指導も必要ではないかとの意見がありました。 第5款1項3目勤労会館費、勤労会館については、さらに一層の利用促進に努められるよう要望しました。 第6款1項1目農業委員会費、委員定数については見直し検討が必要ではないかとの意見がありました。 第6款1項3目農業振興費、農業振興については、土づくり対策、園芸振興対策等の事業を継続して進め、農業技術振興に努め、特に、園芸振興事業の中心をなす花きについては、品質の保持、計画出荷等市場に即応できる予冷施設の設置をしてまいりたいとのことでありました。都市型農業としての近代化、荒廃農地の保全等農地の有効活用及び高度利用、アグリバイオの導入等、従来の農業経営からの意識改革を余儀なくされる現況の中で、農業関係機関、団体との連携を強化し、農業及び技術振興のための専門的研究、開発機関の設置など、将来の農業を展望した対応について要望しました。また、米の消費拡大については関係機関、団体との連携を深め、なお一層、消費者への啓蒙を含む事業推進を要望しました。 第6款1項4目水田農業確立対策費、水田農業確立特別基金の取り崩しを行い、水稲播種機、精米機の購入、パソコンネットワークの構築を行うとのことでありました。パソコンネットワークについては、両農協、農業改良普及所並びに市に設置をし、当面は独自ソフトによる単体利用ではあるが、将来的には国・県の試験場、研究機関等ともリンクし、情報データとの蓄積・加工等市場対応を含む農業経営の中で活用してまいりたいとのことでありました。 第6款2項2目林業振興費、林業技術者の育成等林業を取り巻く環境は厳しい状況にあるが、関係機関、団体の協力を得る中で、森林の保護、育成に努め、特に生産近代化施設整備事業(県単事業)としての管内林道、作業道の維持補修用のバックホウを購入してまいりたいとのことでありました。 第7款1項1目商工総務費、引き続き工業団地造成に向けての対応、都心地区開発事業進捗に伴う事業量の増大等に対応するため、職員数を1名増員し、体制の強化を図ってまいりたいとのことでありました。 第7款1項2目商工業振興費、商業振興については、商店街振興、近代化対策、商業イベント事業等の推進により、魅力ある市街地形成、商店街づくりを目指し、関係機関とともに研究、指導事業を進めてまいりたいとのことでありました。特に、都心地区開発事業関係地区に対しては、事業の重要性、必要性について十分なるコンセンサスを得る努力はもちろんのこと、当該商店街の現状及び将来を分析し必要な支援策を講ずるよう要望しました。 工業振興については、受注確保、経営基盤強化、技術の高度化に一層力を注ぎ、その振興、育成に努め、市の行政分野と商工会議所の担当分野との整合性を図り、互いに補完、連携する中で、より一層の工業基盤確立を目指してまいりたいとのことでありました。 工業用地については、塩嶺林間工業団地の実現及び宅建協会との連携の中で、用地確保に一層努力されるよう要望しました。 新製品・新技術開発事業、産学官共同技術交流事業等の遂行に一層の努力を払うよう要請するとともに、担当職員の研修の拡充を図るよう要望しました。 第7款1項3目中小企業金融費、資料「平成3年度岡谷市制度資金融資あっせん目標額」参照。 第7款1項6目蚕糸業対策費、蚕糸業の現状にかんがみ、当該「目」を削除し、商工業振興費にて対応すべきではないかとの意見がありました。 第7款1項7目観光費、特に、公園整備に関連して、土壌改良等による出早公園のもみじの再生等、都市公園の維持管理及び充実に努めてまいりたいとのことでありましたが、さらに公園内及び周辺の美観の保持に一層配慮されるよう要望しました。 また、用地購入を含む花岡公園整備については、全体計画を早期に策定し、都市公園としてふさわしい景観づくりに努められたいとの意見がありました。 消費税(所管に係る部分)、一般会計予算中、歳入では 103万円、歳出では、第5款労働費19万 1,000円、第6款農林水産業費 206万 3,000円、第7款商工費 1,520万円であり、公団分収造林事業特別会計予算では、42万 7,000円が算入されているとのことでありました。 歳入及び第1条第1表歳入歳出予算中、第3条第3表地方債中、各担当部分については、別段異議ありませんでした。 以上、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第23号 平成3年度岡谷市公団分収造林事業特別会計予算、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(片倉久三君) 次に、建設委員会担当議案について、一括報告を願います。 建設委員長。         〔建設委員長 花岡三郎君 登壇〕 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡三郎です。 建設委員会に付託された議案について、去る3月11日、12日、13日の3日間にわたり、現地視察を含め委員会を開催し、それぞれ慎重に審査を行いましたので、その経過並びに結果について御報告いたします。 議案第14号 岡谷市営住宅管理条例の一部を改正する条例、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第16号 市道路線の変更について、供用開始に伴い沿線の川岸多目的広場の擁壁については、庁内的に検討されており、現在のところ安全性が確保できるとのことでありました。審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第17号 市道路線の認定について、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算中、建設委員会に付託された部分について、審査の主な点を御報告いたします。 歳出、第8款2項2目道路維持費、脱スパイクに関する問題に伴う冬期の道路対策については、今年の冬の反省を踏まえて、岡谷市冬期交通安全対策会議において十分検討するが、来期に向けて総体的に対応していくとのことであり、状況により必要な施策を講じてまいりたいとのことでありました。 市民生活に直結した道路確保のため、除雪・融雪・排雪等を積極的に対応するよう求め、今後の予算措置についても強く要望しました。 第8款2項3目道路新設改良費、新年度は、第2次道路整備4カ年計画の2年目であり、身近な生活道路の整備、地域的開発のための道路改良、幅員有効利用の甲蓋設置等を実施してまいりたいとのことでありました。市民要望の強い道水路等の整備改良については、十分精査しているとのことでありましたが、積極的に対応するよう要望しました。 第8款3項1目河川改修費、河川改修については、主として市街地の災害に対する安全性の向上を図るため、年次計画により整備を実施してまいりたいとのことでありました。 第8款4項3目地域開発費、岡谷鉄道高架事業については、複線高架を基本としつつ当面は単線高架の実現に向けて、県、JRによる工事協定ができるよう働きかけるとともに、事業着手に向けて取り組んでまいりたいとのことでありました。 第8款4項6目公園費、湖畔公園整備事業については、第1期事業認可区域の用地買収と実施設計をしてまいりたいとのことでありました。なお、平成2年度の委託業務は基本設計等であり、この業務については、成果品を得て市の方針を決めた後、平成3年度の委託業務に入っていくとのことでありました。 第8款4項7目都心地区開発事業費、都心地区開発事業については、基本計画案をもとに、関係権利者の理解と協力を得て、都市計画決定を行いたいとのことであり、本年度は中央町地区のB調査と、基本設計等の委託が主なものであるとのことでありました。なお、予算の組み方については、A調査を完了した時点で市の考え方、方針をまとめた後関係者に説明し、B調査に入っていきたいとのことでありました。 第8款4項9目新都市開発事業費、地域振興整備公団による事業計画調査及び、関連調査が行われることになり、今後は公団への事業要請のため、関係地権者の合意形成に努め、土地の基礎権利調査等をしてまいりたいとのことでありました。 第8款5項1目住宅管理費、市営住宅管理については、住環境整備に積極的に努めてまいりたいとのことでありました。 土木費にかかわる補助金について、土木費にかかわる事業促進のため、地元対策委員会補助金については、補助金等交付規則により適正に行われているとのことでありました。 歳入、第10款2項5目土木費国庫補助金、補助金カット額は、道路改良費 583万 3,000円、橋梁整備費 933万 3,000円で、計 1,516万 6,000円であり、消費税については、建設委員会担当部分の一般会計に影響する額は、歳入において 455万 3,000円、歳出においては 3,121万 7,000円とのことでありました。 第1条第1表歳入歳出予算中、第3条第3表地方債中、担当部分については、異議ありませんでした。 以上、建設委員会に付託された部分については、積極的な予算であり、可能な限り市民要望にも配慮されており、賛成であるとの意見がありました。一方、予算全般に積極的であり、市民要望にこたえ、生活に密着した予算で評価するものの消費税の算入、補助金カット絡みの予算で、直ちに賛成できないとの意見がありました。審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第22号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計予算、消費税が算入されており、賛成できないとの意見がありました。審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第26号 平成3年度岡谷市下水道事業特別会計予算、補助金カット、消費税が算入されており、反対するとの意見がありました。審査の結果、賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 議案第28号 平成3年度岡谷市温泉事業特別会計予算、議案第32号 平成3年度岡谷市水道事業会計予算、以上、2議案については、消費税が算入されていることから賛成できないとの意見がありました。 審査の結果、それぞれ賛成多数により原案どおり可決すべきものと決定いたしました。 ○議長(片倉久三君) 平成3年度関係議案の各委員長報告に対し、これより1件ずつ審議、採決を行います。 まず、議案第10号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第10号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第10号は原案のとおり可決されました。 次に議案第11号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第11号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第11号は原案のとおり可決されました。 次に議案第12号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第12号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第12号は原案のとおり可決されました。 次に議案第13号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第13号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第13号は原案のとおり可決されました。 次に議案第14号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第14号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第14号は原案のとおり可決されました。 次に議案第16号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第16号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第16号は原案のとおり可決されました。 次に議案第17号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第17号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第17号は原案のとおり可決されました。 次に議案第18号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第18号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第18号は原案のとおり可決されました。 次に議案第19号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第19号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第19号は原案のとおり可決されました。 この際暫時休憩いたします。         午前10時28分 休憩         ------------------         午前10時42分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算の審議に入ります。 まず、歳出から4款ずつに分けて質疑を行います。 それでは、第1款議会費から第4款衛生費までについて質疑を行います。 質疑はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番 小沢ですが、3款1項1目の部落解放同盟に対する補助金についてお伺いいたしますが、前々から問題である1点であったんですが、委員会審査の中でもですね、予算、決算の提出を求める等という言葉が入れられていますが、この報告からいきますと予算、決算と認められるものが出てないと推定をするわけですが、市の補助金要綱によってですね、岡谷市から補助を受ける各団体はいずれも予算、決算を出さなければいけいないことになっているんですけれども、相変わらず予算、決算らしきものが出ていないのかどうかが1点。出ていないとすればですね、補助金要綱にそぐわない状況で相変わらず支出をしているということですが、そういう特例扱いを委員会としてお認めになった理由をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中正人です。 御質問にお答えいたします。私どもの委員会では、関係方面へ督促し、再三要望というか強力に提出するよう求めましたけれども、時期的にずれがあってまだ提出がなされておらない、こういうことでございましたので、了として認めました。         (「委員長、要綱の点はどうなる」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 申し添えますが、支出する場合にも、慎重を期して支出するようにということで、そのように御理解いただきます。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 ちょっと、御説明が筋が通らないんですけれども、きちんとした予算、決算を出さなければですね、補助金というものは市が威張って差し上げるものでもないけれども、お願いをして卑屈に出すものでもないと思うんですね。補助金要綱がきちんと決まっているわけですから、補助金要綱にそぐわない補助については、慎重にやれば出してもいいんですか、それでは。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) まだ執行はしておりません、平成2年度も。そういうことでございます。 まだ執行しておりませんが、要綱に沿って執行していくと、こういうことでございます。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) それでは、最新の予算、決算書は何年度分のものが出ているか教えてください。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) そこまでは審査に至っておりません。         (「元年度出ていた」と呼ぶ者あり) ◆社会委員長(田中正人君) 平成元年は出て、2年が出てないということです。 ○議長(片倉久三君) 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 今の関連でお伺いしたいと思うんですが、毎年私どもはこの補助金だけはですね、不当ではないかと、要綱からいってもおかしいということを毎年指摘をしているわけですね。ですから、今の委員長さんの程度の審査の内容だとすれば問題は重大ですから、今まで出ている最新の予算書、決算書を資料として出していただきたいし、委員会ではそういう審査をされなかったのかどうか伺いたいと思います。要綱に合わない補助金の執行などは本来あり得ないわけですが、従来これにそぐわない執行をしていたということで指摘をしてきたわけですから、その辺を明確にしていただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中です。 別段過去の決算書等の要求はしてございません。本年、平成2年度の予算執行もしてないという報告を聞いておりますので、それ以上は審査に至っておりません。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長、社会委員会で最新の予算、決算書が出ていますか。社会委員会ではやりました。 ◆社会委員長(田中正人君) やってありません。 ○議長(片倉久三君) 林稔君、資料要求ですね。 ◆17番(林稔君) 委員長報告でも、予算執行に当たっては予算書、決算書等の提出を求める等慎重に対処するようにとの意見があったと。その前に、補助要請は部落解放同盟中南信地区協議会のみである経過から同団体の予算を計上したとあるんですけれどね。その要綱に見合っているのかどうかという小沢さんの、今、指摘もありましたし、私も十分その点を審査してもらうように申し上げて、何にもない予算を認めたということはおかしいじゃないかという指摘ですから、その辺をちょっと聞かせてもらいたいと思うんですがね。ですから、資料を出してもらいたいです。 ○議長(片倉久三君) この際お諮りいたします。 ただいま林稔君から議案第20号についての資料要求がありましたが、この提出を求めることに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認め、資料の提出を求めることにいたします。 暫時休憩いたします。         午前10時51分 休憩         ------------------         午前11時32分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 資料を配付いたさせます。         (資料配付) ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中でございます。 ただいま資料請求ございましたですが、私どもはこの資料については委員会では、決算委員会後何も出ておらんということでしたので、資料要求はしてございませんので、この資料については何も審査しておりません。 ○議長(片倉久三君) 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 今、ちょっと答弁がよくわからなかったんですが、この予算書、決算書、平成元年度の分については、昨年の決算委員会の委員長の資料としても私はいただいてありますので、あえてこれを出していただいたということはですね、昨年のそうした決算や、平成2年度も間もなく終わるという段階においてですね、毎年問題になる部落解放同盟中南信地区協議会の予算や決算書や、そういうものがなかなか出されないという中で、新年度予算になぜまたこのような予算を組むことをですね、社会委員会として認めたのか、そのことを聞きたいわけですね。だから、資料は資料としてありがたいわけですけれども、こういう現状で、なおかつ、また新年度の予算を何ゆえに認めたのかということが聞きたいわけです。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 本会議でも部長さんの答弁があったと思いますけれども、この問題についてはですね、差別問題の解消、あるいはまた解決には自治体の責務があるということの上に立って、この運動をしておる団体には補助が出されるんだという御答弁もございました。今までは4団体、これは門戸を開いておるんですが、要求のないところへは補助は出さないということで、当該団体に限って出す、こういうことでございましたので、その意を解し理解をしたわけです。予算執行に当たっては、特に今指摘されているような予算書あるいは決算書等の提出を求めるよう強く要望しましたので、そのように御理解をいただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--進行いたします。 次に、第5款労働費から第8款土木費までについて質疑を行います。 質疑はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番 小沢です。 土木費の審査経過についてお伺いをいたしたいと思いますが。 付託前にですね、道路維持、道路新設改良に関連をして、私自身は現況から見て放置すべきではないと考える具体例として加茂町の2カ所を挙げました。その他、建設委員会で岡谷市全般を見て、本年度箇所づけをされていないけれども緊急に行わなければいけないと考えられるところがあるかどうか審査をしていただきたいというふうにお願いを申し上げましたが、その現地調査を含めての審査の結果をお伺いいたします。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) まず、議員さんから言われました側溝及び道路の傾斜の問題につきましては、現地調査を行いました。そしてこの問題については、境界問題が主な問題で未解決ではあるけれども、今後問題解決については市としては努力をしていきたい、こういうことでありました。 それから、もう1点の箇所づけについて、委員会としてどうだったかということにつきましては、市としてもパトロールを初め、点検を密にして精いっぱいやっており、そして、また緊急性等を考え、精査は広く行っているとの答弁でありました。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 理事者側のそういう見解はまあ、当然予算提案する立場ではそうお答えになるだろうと思うんですけれども、委員会としては、箇所づけをふやすためにですね、この予算措置についての要望というのは、道路維持の方は、いわゆるスパイク禁止に対応する予算措置について要望されているわけでありますが、市民要望の強いというふうに委員会でもお認めになっている道水路等の整備、改良についてはですね、積極的に対応するよう要望されたということでありますが、これには補正予算等の要望も入っているというふうに理解をしてよろしいかどうかお伺いいたしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) 脱スパイク等に関する問題については、今、議員さんの方からお話がありましたように予算措置も強く要望するということでありましたが、今の道路新設改良の関係についての箇所づけの問題については、市の方でも、今お話し申し上げましたように、非常に密にその点検もし、また市民の要望等も聞いたりしていろいろな面でやっているということで、今後もこの問題については精査を十分に行ってやっていきたいということでありましたので、委員会としては了といたしました。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 当局側との審議の関係もありますので、具体的な場所とか具体的な事故の内容とかについては触れませんけれども、道路側溝等の不備のためにけがをしている市民も実際にいるわけですよ。そのことは具体的には当局側に伝えてありますけれども、どこで、いつ、だれがというふうなことは申し上げませんが、そういう現実を踏まえた場合ですね、もちろん基本的には道路整備の年次計画もありますけれども、御承知のように、金余りか金余りでないかの見解の違いはありますが、実際には例えば平成2年度でもですね、相当多額なお金を残していくわけで、そういう中ではなお、一応現在の箇所づけは箇所づけとして認めながらもですね、精査をして必要があればさらに補正予算を要求するというふうなお立場になぜなれなかったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) この道路維持の関係につきましては、予算措置についても強く要望してありますし、新設改良につきましては、積極的に対応するように要望をいたしました。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 道路維持の方はですね、文字通り受けとめれば、スパイクタイヤの禁止によって冬期の道路交通の安全を確保するために除雪・融雪・排雪等を積極的に対応するよう、今後の予算措置についても要望したということで、これ自身は反対ではありません、私も委員会の立場を支持しますけれども。私が提起しているのは、夏とか冬ではなくて、日常一般に市民が生活道路として使っている道路あるいは側溝等の整備がですね、まだ非常に不十分さがあると。 したがって、あの箇所づけではなくて、申し上げたように財政的にも--例えば、私はかつて何年か前に市会議員として議席にいたわけですけれども、そのころは一つ間違えればね、赤字に転化するかもしれないという時代が続いたわけですよ。地方財政が危機だと言われて、叫ばれた時期があったんですけれども、今は御承知のように、例えば8億円積むのを6億円にして2億円回せばですね、もっと大きく市民の要望が実現するという財政状況にある時代なんでですね。その点については積極的に対応すべきだということで、これは来年も再来年もということですが、特に来年度、具体的に、今申し上げた道路の新設、改良等についても、補正を強く求めるという言葉は使わなかったというふうに理解していいですか。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) 現時点では、予算の審議ということで、まだ補正ということまでは実際には考えていないが、しかし、もしそういう時点で発生した場合には積極的に対応するというようなことで、委員会としては理解をした、こういうように考えております。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--進行いたします。 次に、第9款消防費から第14款予備費までについて、質疑はありませんか。--進行いたします。 次に、歳入全般と薄い方の予算書について質疑を行います。 質疑はありませんか。 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田です。 4委員長さんがそれぞれ歳入の点で触れてますが、1つはですね、平成元年度のこの一般会計を審議し、これを議会が議決する直前にですね、今、土木費をめぐって、もっと市民要望にこたえてもらいたいという発言もあったし、それから建設委員会のやりとりの中では、スパイク問題でもう少し補正を盛ったらどうかというふうなこともあったようであります。私はその歳入全般の中で、1つの問題はですね、伝えられているところ、この消費税というものがですね、市民の日常生活の中で年間10万円以上かかるんだと。しかし、いただきましたそれぞれの中でも、消費税の影響というものがことしも出ていると。こういうものの中でですね、例えば私が付託前の質疑でも申し上げたように、公共料金というか家賃などですね、消費税をいただいても、実際は直接国に上がらないというような消費税だったらば、むしろ控えたほうがよくないかという意見は一般質問でも申し上げました。 こういう問題をめぐってですね、総務委員会なり、あるいは建設委員会で、これらの消費税の位置づけとか、今日的な市民の声を反映してどんな審査がなされたかということが質問の1つであります。 2つ目にはですね、超過負担問題で、総務委員長も表があるということだけ説明しただけなんですけれども、超過負担の位置づけというものをですね、それぞれ委員会審査の中でどう受けとめ、どうしようとしたのかという、その審査とその経過の結果をですね、ぜひ述べていただきたい。 3つ目にはですね、討論の中でもまた出ると思いますけれども、私最初のときに貯金と言ったけれど、これは訂正させていただきますけれどね。4年前にはね、こういう現象なかったんですよ。そして、私がお世話になった今から24年前とか、あるいは16、7年前というのは、総予算わずか50億円でもって、そのうち20%ぐらいを学校建設にあてなきゃならない、それも債務負担行為で建てなきゃならないという時代があったんです。今、金余りというか、老人福祉でも、70歳以上のお年寄りの医療費が無料であったのを有料化にしたとか、いろいろなことがあってですね、それで岡谷市でも着実にこの金余りの現象が出ていると。そういうふうなものに対してね、建設委員会や社会委員会で特徴的に意見が出たやに聞いている。もっとこういう点をどうしてやれなかったという点で、例えば上の原小学校の外壁がまっ黒くなったのが、もう白鷺城としての体面を完全に汚しちゃっているということを盛んに私が指摘するけれども、これ教育委員会を詰めても、市長自身あるいは財政当局自身が握って離さないという態度でいれば、これは幾ら要望してもこれは実現できないと思うんですね。金がかかり過ぎてということなら、どのくらいかかるという論議まで委員会としてはしてくれたのかですね、こういう中身論も含めまして、実際に今、岡谷市の場合には、自治省の財政課長なり、あるいは我が党が一貫してことしになって市民に提起した基金の中身をですね、目的を持たなきゃならないというような上級団体のお達しによって、急いでこの後も補正でもってですね、ふるさと基金の方へ回して、これは目的があるというようなことになってしまったんじゃ市民が立つ瀬がないと思うですよね。 だから、ここらをめぐって、4委員会がそれぞれ市民要望というもの、それから今、小沢さんが言われたような、そういう切実な中身論と含めまして、この歳入が不足している問題を私たちは、国とのかかわり、それから政治姿勢との問題を踏まえて、もっとこういうものがあれば実現ができたのにと。それから2つ目には、金余り現象で、もう現実に4年前にはなかったその中身で、大いに積み込みがしてあるという中身論でですね、この予算の委員会審査がどんなふうにやられたか、もう少し精査してですね、詳しく御答弁をいただきたいと思うんです。 ○議長(片倉久三君) 総務委員長。 ◆総務委員長(宮坂清海君) 山田議員さんの御質問にお答えしたいと思います。 消費税の問題につきましては、御承知のとおり、確かに市民の負担となっておることは間違いないわけでございますけれども、これにつきましては、目下、国当局におきまして検討している最中でございますので、その検討とのにらみ合いで今後十分に対処してまいりたい。 また、市の方といたしましては財政運用につきましては、市民生活の身近な問題と都市形成の上から長期的な取り組みがありますので、単年度予算では長期的な計画の実行は難しいので、市民要望にこたえるだけの財政基盤が必要であるということで積立金等につきましては御説明がございました。 また、上の原小学校の件につきましては、予算その他については審議をしてございませんけれども、とにかくあの状態のままではいけないということで、早急に補修していくようにということで強く御要望申し上げてございますので、御了承いただきたいと思うわけです。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中でございます。 社会委員会では、それぞれ、今、山田議員さんから御指摘のございました面に触れまして、消費税については、今、総務委員長がおっしゃられたように国、当局で今詰めておる段階でございますので、市当局においても、そういうお考えということでございます。 また、超過負担分についてもそれなりきの対応をしなくてはならんが、社会委員会としても資料提出を求め、それぞれ討議をいたし、それぞれの対応に努め、解消に努めていかねばならない、こういうことでございました。 また、補助率の引き上げ等に関する資料も出していただきまして、これらに係る影響額等も検討いたし、国に対して補助率の引き上げ等を求めるよう要望してございます。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡です。 消費税につきましては、もう既に導入をされておるわけで、御承知のとおりでございますが、先ほどの総務委員長の答弁にありましたように、国においての検討の段階であるというようなことから、一応そんなことで了承をいたしました。 ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田です。 総務委員長さんにお尋ねしますけれども、委員長報告の4ぺージ、上の原小学校の問題については、ことしは窓のサッシを入れて、外壁補修は次にやるという段階論を委員会としても十分確認をしているというふうにとっていいかどうかということが質問の1つであります。 それから、各委員長さんからそれぞれ消費税問題もありましたけれども、国でやっていると言うけれども、ここで地方選挙が済んだら、また地方選挙の結果を見て、もっとパーセントを上げたいという動きも実際あるわけなんですね。だから、消費税そのものを廃止してくれという国民の全体願望はまた論議するといたしまして、こういう点でね、地方自治体の予算を審議する際にこの消費税論議をね、市長といえども「よし」と言っているわけじゃないけれども、しかし取るものは取るべきだっていうふうな格好だけで、委員会がうのみをしたかどうかという点だけですね、もう一度確認をとりたいと思います。 全体としては、意見書決議なんかをして大いに積極的に議会の権能を大いに発揮しているその面もありますけれども、もっと市民要望に対して不十分だということの中で、銭がないためにやらないという今までは言い分できたんだけれども、そういう銭は幾らでもあるというその論議がどの程度されたかということをですね、もう一度確認して、主には総務委員長にこの点をお尋ねしておきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 総務委員長。 ◆総務委員長(宮坂清海君) 上の原小学校の外壁につきましては、私ども学校視察の際現地調査もいたしてございますので、その当時の状況からいたしまして、ぜひこれを何とか補修をするように努力をしていただきたいということを要望申し上げてあるわけなんです。 以上でございます。         (「今回ですか」と呼ぶ者あり) ◆総務委員長(宮坂清海君) 今回はいたしてございません。前回、定期的にやってございますのでよろしくお願いいたします。         (「質問に対する答弁を全部やってください」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 総務委員長。 ◆総務委員長(宮坂清海君) 消費税につきましては、先ほど御答弁申し上げたとおりで、それ以上の審査に入ってございませんので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田です。 あのね、この委員長報告を素直に私受けとめていましたけれども、上の原小学校のサッシの問題は、ことし改修しておいて外壁は次年度にやるというふうな受けとめをすることは私の誤りだというふうに受けとめていいですね。かつて委員会が要望しただけで、今回は見ないし、そういう詰めはしてなかったと。たまたま委員長報告がきれいに書き過ぎてあるので、私の理解がいき過ぎていたというふうに考えていいですか。 だから、金余り現象で金はあるのに、なぜできないのかっていう点で私は詰めているんです。この点について、委員会ではどうしてくれたんですか。 ○議長(片倉久三君) 総務委員長。 ◆総務委員長(宮坂清海君) この点につきましては、上の原小学校についてはサッシをやるが、その次にはまた時期を見てということがございますので、その時期については、また教育委員会の方でお考えがあろうかと思いますので、御了承いただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 1点だけですね、固定資産税ですけれども、9%の増額計上ということでありますが、これはすべて評価替に伴うものであるのかどうかということとですね、この間経済委員会で、評価替に伴って、めぐりめぐって経済部関連の予算をも増額しなければいけないというような問題で大変影響が出ることに驚いたんですけれども、借地、借家等に対する影響がですね、どの程度出ると類推されるのかお伺いをしておきたいというふうに思います。 ○議長(片倉久三君) 総務委員長。 ◆総務委員長(宮坂清海君) 総務委員会といたして、借家、借地の件につきましては審査をいたしてございませんので、御了承をいただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--進行いたします。 引き続いて討論に入ります。 山田一久君。 ◆24番(山田一久君) 24番 山田一久です。 平成3年度岡谷市一般会計予算に賛成の立場から意見を申し上げます。 我が国の経済を展望する際の最大のポイントは、高度成長下のインフレ圧力に歯どめをかけ、内需拡大基調をより息の長いものにすることであり、湾岸、ソ連情勢など流動的要素が大きく、今後スローダウンしていくことが一応予想されております。 一面では、景気の減速を歓迎する経済分析が出されてもおります。当市においても、こうした厳しい経済の上に立って第2次総合計画において、前期から後期にスイッチする重要な位置づけとし、都市基盤の整備から行財政の効率化までの諸施策を掲げております。豊かな自然と調和した国際文化産業都市の実現を目指しつつ、市民生活に直結する事業、特に高齢化社会の到来に対応する積極的な予算と位置づけられ、きめ細かな配慮がされております。 生活環境では、第2次道路整備4カ年計画の2年目とし、重点的な予算がこれまた計上されております。 教育面におきましては、2名の外人講師の採用は、画期的な教育施策の前進として評価されます。 さらには、民生費の伸び、医療機関の充実、商工費の増額と、市民要望を踏まえた市民生活向上の予算としても評価されます。 以上、全体的に予算構成を見るに、ベストな予算であるというよりベターな予算として受けとめております。 終わりになりましたが、予算編成に当たり職員各位の御努力に対し謝意を表しつつ、本予算に賛成をいたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 小沢竜美君。
    ◆27番(小沢竜美君) 27番 小沢です。 共産党の4名の議員を代表して討論に参加をしたいと思いますが、その前に、私どもあとひと月で任期が終わるわけでありますけれども、この4年間議員活動に必要な調査、資料の調整等さまざまなことで職員の皆さんに御協力をいただきまして、おかげさまで悔いのない議員団活動ができましたことをお礼を申し上げたいと思います。 同時に、市長さん以下、全職員の皆さんが地方自治の本旨に立って、一層岡谷市の発展のために御努力くださることを心からお願いを申し上げたいと思います。 具体的な予算に入りたいと思いますが、まず第1に、今、地方自治体が置かれている立場というものをひとつ明確にしておかなければいけないと思うんですけれども、市長さんと私ども、論じられてまいりました金余り現象かどうかという点では見解を異にいたしますが、いずれにしろ決算をしてみると、先ほども申し上げましたように、往時の地方自治体と違って大変たくさんな黒字決算が続くと。これは単に岡谷市の特異な現象ではなくて、全国のごく一部の自治体を除いては全国の共通な現象としてですね、今自治体金余り論とも言われるべき状況が生まれている。しかも、この各種名目のつけられている基金がですね、日米経済協議による莫大な公共事業への投資、アメリカの要求に基づく莫大な公共事業への投資の原資になっていく可能性が非常に強まっている。 したがって、そこでは、特に注意をしなければいけないのは、公共事業の巨大な投資によってですね、1つは自然や本当の生きた街が破壊をされて、いたずらに巨大な建設資本あるいは原材料製造資本等に利益を提供していく事業に使われていくという危険性がある、そういう全体的な財政状況の中で来年度予算が審議されてきたということを1つは提起をしておきたいと思います。 具体的に歳出についてでありますが、先ほどもお話がありましたように、市民要望に基づく、例えばデイサービス、大変おくればせながらではありますけれども新たに発足をする、心から歓迎をしたいと思いますし、ほかにも一々列挙いたしませんけれども積極面があることを認めますが、同時に、言われました土木、教育、福祉全般的に緊急にやってほしいという予算が歳出面にあらわれていない。 例えば、スパイクタイヤの禁止の問題に関連して、本議会ではたくさんの議員の方々から冬期の交通安全に対する積極的な施策を求める意見が続出したわけでありますけれども、予算的には全く反映がされていないというふうな例。これはもう土木、教育その他、今も上の原小学校の問題が出ていましたけれども、一々申し上げませんが、至急解決をしてほしいと望んでいる市民の要求が、財政的に余裕がありながら盛られていないという点で極めて不十分な歳出予算だと申し上げざるを得ません。 それから、歳入全体についてでありますが、1つは消費税であります。私どもは、例えば工事を発注する場合、それに消費税が入っているから反対だという態度をとるつもりはありません。例えば学校建築を発注する場合、消費税込みで発注をすることになるわけでありますが、それは消費税が入っているから反対だということになれば学校が建たないという論議になるわけでありますから、消費税について機械的な立場はとりませんが、特にこの議会で我々が指摘した、市民からは納めていただくけれども国へは納めない、本来、こういう税金というものはあるべきものではないはずであります。国へ納める税金は国へ納める、地方公共団体へ納める税金は地方公共団体へ納める、これが税の原則であります。ところが、数字も既に出されておりますけれども、市民から税金としてとるけれども国へは納めない。これはたとえ歳入の方でどういう操作があろうとも、あるいは市の歳出の面で多額な消費税を負担していようとも、税の大原則からいって許されることはではありません。 したがって、私どもは少なくも、市民からはいただくけれども国へ納めない分の消費税については公共料金の転嫁をやめるべきであるという立場を主張をし、かつては条例案の改正も出してまいりましたけれども、それは全く改善されないまま提起をされています。したがって、受け入れがたい問題であります。 それから、論議されてまいりました超過負担や補助金のカット、これについては市長さんも一定の努力をされていると思いますが、そういう努力ではなかなか及ばないということは、今日までの地方団体の運動で明確だというふうに思うんですね。私やっぱり、もっと形を変えて、現状を市民にも率直に伝えて、言うなら国民的な運動を起こしていかないと、現状の中では補助金カットや超過負担の根本的解消は困難だというふうに考えてますが、運動は依然として従来の枠を出ていない。そのために莫大な超過負担の現状等が維持されているという点を指摘をしておきたいというふうに思います。 それから、歳入歳出関連はしますが、私どもは市長さんがどういう事情にせよ余った金を将来のまちづくりに備えて備蓄をしていきたいというお考えも全然否定するつもりはありません。しかし、同時に一方、私どものみならずほかの議員さんからも質疑の中では随分たくさんの市民要望が出ておりました。これまた土木工事の一面だけではなくて、市政全般にわたるものであります。こういうときに、例えば既に可決されました8億円のまちづくり基金への積み立てを、6対2にするとか5対3にするとかということは十分に可能なはずであります。いう点で、十分な財政的な状況にありながら市民要望がなおざりにされている面があるという点では一層認めがたい予算だと言わざるを得ません。 職員の皆さんが日常市政全般にわたって積極的な活動をされていることに心からの敬意を表しながらも、以上申し上げた理由で本予算案には反対をいたします。 ○議長(片倉久三君) 宮崎福二君。 ◆20番(宮崎福二君) 20番 宮崎です。 議案第20号 平成3年度岡谷市一般会計予算に、公明党市議団を代表して意見を申し上げます。 新しいまちづくりと住民福祉を理念にして5大プロジェクト等の推進、都市基盤整備、市民生活に直結した事業への重点配備等が前年に比して伺えます。今日まで我々の申し上げてきました生活関連の施策、福祉、教育文化、産業の活性化、特に在宅介護者対策、また私が8年にわたり申し上げてまいりました教育の外国人講師導入をされた点につきましては高く評価し、その効果に期待をするものであります。 今後、市民的に要望の高い道路整備、側溝、甲蓋、カーブミラー、防犯灯、駐車場、住宅地、ミニ工業団地、またさらに脱スパイクに対しては強力な取り組みを要望しておきたいと思います。政治の心を大事にしながら、明るくて住みよい、若者が定着するホットな温かみのあるまちづくりをしていただきたいと要望しておきます。 なお、消費税につきましてはいまだ了解をしておりませんけれども、法施行より既に3年、自治体として国の法遵守の立場や、国においてもその欠陥性の見直し等論議されようとしておりますので、十分対応していただくということを申し上げまして、本予算については賛成いたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 三井正二君。 ◆9番(三井正二君) 意見を申し上げたいと思います。 予算を見ますと、ある程度細かい配慮なども見られますけれども、まだまだ市民要望というものが強く、そのことは各委員会でも論議をされて、多く出されている要望事項を見ても明らかなところであります。とりわけ、市民からの要望事項を見ますと、市民生活に直結したものが多く、できる限りやっぱり早く解決をしてもらいたいというものがかなり多く山積をしているわけであります。 私は消費税の導入についてはこの2年間反対をしてまいりました。しかし、この2年間通じまして、国の法律で決められたとは言いますけれども、ある面ではやむを得ないという一面を持っておりますけれども、歳入については、とりわけ市民生活を考えた場合に、例えば低所得者が少ない所得のために公営住宅などを求めて入居している、そうした実態を考えますと、大変この導入については遺憾に思うわけであります。 しかしながら、率直に申し上げまして、この予算を執行していかないということになりますと大変市民生活にも影響を与えるわけでありまして、そういう点で市長も再三答弁をしている中では、積極的にですね、この導入について進んでやっているとはいえない、そういう一面を持っており、国の法を遵守をしていかなきゃならん、こういう立場からですね、そういう施策を強く打ち出さざるを得ないということを言っているわけでありまして、そういう点ではぜひ今後とも、少なくともこの家賃を見ましても、今県下では、かなり多くの地方自治体でも消費税を取らずにやっているところがあるわけでありますから、そういうひとつ前向きの姿勢でこれからの予算執行などについても十分配慮をいただきましてやっていただくことをお願いを申し上げて、消費税の導入については、いろいろ問題もございますけれども、基本的にこの予算について賛同を申し上げます。 以上です。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって討論を終結いたします。 これより議案第20号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第20号に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第20号は原案のとおり可決されました。 この際暫時休憩いたします。         午後12時18分 休憩         ------------------         午後1時20分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に議案第21号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番 小沢です。 付託前にお願いをしておきましたことを含めましてお伺いいたしますが、1つはですね、一般会計からの繰り入れについては公平性の面からも問題があり実施することができないとのことでありますというふうにありますが、地方自治法第2条ではですね、地方自治体が行うべきさまざまな事務の筆頭に市民の健康を守ると、福祉を増進するということが掲げられているわけでありますが、公平性を欠くということはどういうことなのか、委員会としてどう受けとめているのかお伺いをいたしたいと思います。 それから、2番目の問題として、国民健康保険税が県下17市平均よりも2万円高いということと関連をして、岡谷市の場合医療費が増嵩しているということが、いうならばその基本的な原因の1つとして挙げられている点から、市民の健康保持について、具体的には中間施設の設置の問題を含めて、現在よりも予防衛生活動、保健活動でですね、どう市民の健康を守っていくのかという点で検討をいただきたいというふうにお願いしておきましたが、委員長報告によれば、市民の健康保持・増進のための施策や予防活動の推進を図ると、極めて抽象的なわけですね。これでは従来の、本年度以前の市長さんの予算編成の対応に出てくるような言葉と全く変わりがないわけですね。 そこで委員会にお伺いいたしますが、1つはですね、中間施設の設置については論議があったのかどうかお伺いをしたいと思います。それから、市が責任を持っている保健婦さんの人口当たり何人かというのがありますね。これが県下17市と比べてどのくらいの水準にあるのか、この2点をお伺いしたいと思います。合わせて、大きくは2点になりますか。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) ただいまの小沢議員さんの御質問にお答えいたします。 まず、医療費が高いということで、予防面ということでまず1点ございましたが、これは本会議でも市長さんの方から答弁ございましたが、この面では、予防関係では前進して健康管理について、予算面でも検診等無料で行い、特にまた市民の検診率の向上に努めていきたいということで、特に保健施設費の方でも事業費として、健康づくりのために今回は国からの事業でもって、これはヘルスパイオニア・タウン事業でございますけれど 1,000万円ぐらい、3年間で事業を行うと。特に人間ドック等で健康事業面に力を入れていくということで、これら医療費にかかわる部分が大きくカバーされていくということで御説明ございました。 また、公平を欠くという面におきましては、これはやはり国からの補助その他もろもろございますが、努めて受益者負担の本分にのって遂行していくということ、また県あるいは国へ補助要請等も行っていく、こういうことでございました。 また、県下で一番高いということに対しては、市長答弁の範疇で、審査をいたしておりません。 以上でございます。 中間施設の問題については、もう一度お願いします。 ○議長(片倉久三君) それではもう一度、わかるように説明願います。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 後段の部分で言いますとね、今お話があったドックの問題だとか、その他いろいろな問題については予算的な問題として知っているわけですが、中間施設の建設設置という問題について論議をいただいたかどうか、これは付託前にお願いしておきましたから。それから、同じく保健活動の第一線で頑張っていただいている保健婦さんの1人当たり人口で、各市との比較はどういう数字になるのかという、この2点なんです。 それから、一般会計から繰り入れすることは公平性を欠くというとらえ方をされていますから、なぜ公平性を欠くのかということを、委員会としてどう受けとめられたかということなんです。理事者側がそう言っていることの意味は私もわかっていますけれども、委員会としてはどういう意味でこれを認めたのかということです。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) ただいまの中間施設のことで小沢議員さんから御質問あったのは、該当者の把握が的確であるかということがやはり今の質問の要旨かと思いますが、本会議でも、近隣市町村の設置された部分に対しての範疇を出てないんで岡谷市では7、80人ぐらいということで、委員会ではそのように御答弁がございました。 それから……。         (発言する者あり) ○議長(片倉久三君) 答弁中ですが、暫時休憩いたします。         午後1時28分 休憩         ------------------         午後1時39分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 答弁を求めます。 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中です。 貴重なお時間ありがとうございました。 先ほどの小沢議員さんからの御質問で、私、ちょっと受けとめ方を間違ったわけですが、中間施設とデイサービスとの行き違えでございまして、中間施設に対しては審査に至っておりません。 それから、保健婦に関しても、同じく審査には及んでおりません。 それから、一般会計からの繰り入れにつきましては、当局の方から公平性を欠くという問題があって、大変難しい問題で実施ができない、こういうことでございましたので、委員長報告にはそのように記載させていただいた、こういうことでございますので、御理解いただきたいと思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 保健婦さんについては付託前に具体的に言及してませんから、審査に及ばなくても了解をいたします。 中間施設についてはですね、一番最初に中間施設の設置を含めて、どうやって病気になる前に市民の健康を守るか具体策を検討してほしいというふうにお願いをしましたけれども、それだけ具体的にお願いしても無視された理由を御説明いただきたいと思います。 それから、公平性の問題ですけれども、御承知のようにですね、よその町は基金も持っていて、比較的健全な国民健康保険会計を維持しているわけですけれども、岡谷市の場合にはここ1、2年ですか、若干の黒字とはいっても、これは市側も言っているように基金に繰り入れるなんていうものではない、超低空飛行でですね、少し風邪がはやったりすれば、それでたちまち消えるというふうなものなわけですね。そういう、財政的に国民健康保険会計が大変なピンチを続けており、なおかつ一方では市民に、申し上げたようにね、17市平均から見れば1世帯2万円程度高い税金をお願いしていると。そこから、一般会計からの繰り入れ論が発生するわけですよ。それに対して、市の方から公平性を欠くというふうな説明があったということだけで了解をなさったと、こういうことですか。 それでは、お伺いいたしますが、一般会計から繰り入れしたことがあるわけですよね、国民健康保険会計へは。この繰り入れは大変公平性を欠いたですね、林市長さんの失政だというふうに考えていいですか。 それはいろいろ論議はありますよ。論議はありますけれどもね、議会として委員長報告でこういう形で報告されればですね、それはもう一般会計からの繰り入れは公平性を欠くと、今後できないということまで確定していくわけですよ。そういう重大なことについてですね、市側から言われたからといってオウム返しに委員長報告をされたんでは大変困りますので、今の点きちんとしていただきたいと思うんです。 何年かちょっと記憶ありませんが、繰り入れやっていますから、それは 1,000円や10万円ではなく、千万円単位ですから。甚だしく公平を欠いた措置を行ってきた、行った過去があるというふうに受けとめていいかどうかということと、せっかく委員会に要望したんだけれども、中間施設については何らの言及もなかったのはどういう理由かお伺いいたしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 再度の御質問でございますが、中間施設は審査に至っておりません。 それから、同じく保健婦さんの方も同様でございます。 それから、一般会計からの繰り入れは、たしか委員会では山田議員さんの方から昭和40年ごろ繰り入れをした事実があるというようなお話がございました。だが、先ほど申し上げたとおり、市側のそういうお答えでございますので、委員長報告として記載したものですので、御理解いただきたいと思います。         (「何で審査しなかった」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 論議をしなかった理由ということですよ。 ◆社会委員長(田中正人君) つけ加えますが、審査に至っておりません。論議しておりません。         (発言する者あり) ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 付託前の質疑はですね、どこの委員会でも細大漏らさず取り上げて、だれそれ議員の質問に対してはどうなんだという理事者側の論議もあるし、委員会としてそういう質疑もあるわけですね。 中間施設の設置という問題はね、そんなに軽々しい問題ではないはずなんですよ、これは。審査に及ばなかったことはわかりましたから、なぜわざわざ私があのとき、質疑じゃなくて、社会委員会にこのことについて慎重な審査をお願いしますという形で付託を申し上げているんで、その審査をしなかった理由を明らかにしてください。でなければですね、私は、社会委員会をここで休憩をして開いてもらいたいと思います。社会委員会としての責任を明確にしてください。 ○議長(片倉久三君) この際暫時休憩いたします。         午後1時45分 休憩         ------------------         (議会運営委員会)         ------------------         午後2時35分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 社会委員長より委員会開催の申し出があり、議会運営委員会の了承により社会委員会の開催を許可いたします。         (「議長、議事進行です」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 議事進行について、小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 委員会を開いていただけるようですから、中間施設の問題がなぜ審査されなかったということに関してが1つです。それから、後になってまた混乱するといけませんので、同時に審査いただきたいのはですね、一般会計からの繰入金ですけれども、市長さんが昭和50年度の選挙で当選されていますから、51年の予算からは市長さんの責任ですべて編成されてきたと思うんですけれども、ことしで16年になられるわけですね。その16年間のうち9回にわたってですね、額は最高 4,000万円から最低 550万円までですけれども繰り入れを行っているわけですね。現在の予算に載っている義務的な基盤安定のものとは別にですね、16年間で実に9回にわたって繰り入れを行っていると。これは公平性を欠くという意見は確かにありますし、それは私どももわかりますけれども、公平性を欠くということを委員会が認めた立場で報告されますとね、16年間に9回にもわたる一般会計からの繰入金は一体何だったのかということが当然論議になりますから、公平の面からも問題があり実施することはできないとのことでありましたというふうに了承しているわけですけれどもね、委員会は。この辺についても、どう考えるか、あわせて御討議をお願いしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君の議事進行については、小沢竜美君の意見も含めて十分審査をしていただきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 社会委員会開催のため、この際暫時休憩いたします。         午後2時37分 休憩         ------------------         (社会委員会)         ------------------         午後3時50分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 貴重なお時間をお借りいたしまして、先ほど社会委員会を開催いたしました。今お手元に御配付をいたしました議案第21号 平成3年度岡谷市国民健康保険事業特別会計予算ということで、字句を挿入してございますので、一応朗読させていただきます。 本会計については、医療費の動向によって収支が大きく左右されるものであり、現在のところ恒久的な健全財政の見通しが立ったものではないとのことでありました。国保税の軽減のための一般会計からの繰入金については、公平性の面からも問題があり実施することはできないとのことでありました。 なお、委員から、国保税軽減のため一般会計から繰り入れるべきだとの要望がありました。 なお、本会計を長期的に安定していくためには、市民の健康保持増進のため施策や予防活動の推進を図り、総合的施策を進めるとともに、国、県に対して恒久的な制度の改正を強く要望していくとのことでありました。 超過負担額は 2,669万 9,000円とのことでありました。 消費税算入と超過負担額があるとの観点から本予算には反対であるとの意見がありました。 以上、挿入した部分が2項ほど入ってますので、御理解をいただきたいと思います。 次に、出されました中間施設の建設については、市長さんも御出席していただきました。中間施設については、一般質問での市長さんの答弁の域を出るものではなく、中間施設の必要性や早期に取り組む必要性は認めておるが、国のゴールドプランとの整合性をとりながら、計画の策定に向け検討してまいりたいとのことでありました。 委員会といたしても、早急に対応、取り組むよう要望してまいりました。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 御審査をいただいて、ありがとうございます。 大変時間が超過しましたので、本来ならもっと前向きな観点での質疑をやりたかったわけですけれども、省略をいたします。例えば、国保税の軽減のための一般会計からの繰入はできないというふうに理事者の方では言い切っているようでありますが、一方では、県下平均でやっぱり2万円税が高いという現実もですね、これも直視しなければいけない問題だと私は思うんで、その辺を申し上げて、長時間かかりましたけれど、終わります。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 片倉万吉君。 ◆26番(片倉万吉君) 意見を申し上げます。 小沢竜美議員から国保税に関する何点かの質問がありまして論議も深まりましたけれども、市側の繰入金についての姿勢というのはやはり弱いんではないかというふうに思います。特に最近の新聞情報等の投書欄を見ますと、これは自営業者の最高限度額を払っている方の投書でありますが、非常に高くてですね、生活、営業に支障を来すんだ。何とか茅野市や、あるいは近隣の市町村並みに下げてほしいというような投書内容であります。今、小沢議員が申されたとおりに、県下17市の平均を見ましても平均13万円余であり、岡谷市の平均が15万円ですので、2万円高いわけです。こういった点では、いろいろな理由はあろうかと思いますけれども、市民の受けとる側あるいはそういった点では、どうしてこんなに高いだろうという疑問が出てきて、この投書にあるような内容だというふうに思うわけです。ぜひこの点については、将来とも市民の願い、税負担を軽減するような施策をとっていただきたいというふうに思います。 それから、委員長報告にありますように、この事業には、前々から申し上げたとおりに超過負担 2,669万円の負担もありますし、しかも消費税が算入されている予算編成になっておりますので、直ちに賛成しかねて反対をいたしたいと思います。 以上です。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 田中親雄君。 ◆8番(田中親雄君) 8番 田中親雄です。 意見を申し上げます。 本会計については、いろいろの問題は残されておりますが、長期的に安定を図るために、さらに市民の健康保持・増進の施策や予防活動の推進等総合的施策を進め、また国、県に対する恒久的な制度を強く要望していくとの話でございます。本予算案については賛成をいたしますものであります。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第21号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第21号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第21号は原案のとおり可決されました。 次に議案第22号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田拓男です。 消費税算入という甚だ残念な中身でございますので、その点で本予算には反対したいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 大沢章則君。 ◆4番(大沢章則君) 本予算に賛成するものであります。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第22号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第22号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第22号は原案のとおり可決されました。 次に議案第23号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 消費税絡みで反対をいたします。 ○議長(片倉久三君) 宮崎福二君。 ◆20番(宮崎福二君) 1つだけ、委員長さんにお伺いしたいんですけれども、審査の結果原案どおり可決すべきものと決定しましたとあります。審査の中で、これも消費税が絡んでいるかと思いますけれども、全会一致で可決したのかどうか、その辺のところをお尋ねしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 原宏君。 ◆経済委員長(原宏君) 15番 原宏です。 委員長の報告のとおりであります。 ○議長(片倉久三君) 宮崎福二君。 ◆20番(宮崎福二君) どなたも反対される方はなかったという、そういう解釈でいいんですね。 ○議長(片倉久三君) 原宏君。 ◆経済委員長(原宏君) 15番 原宏です。 そのとおりです。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 今井友吉君。 ◆5番(今井友吉君) 本予算については、原案どおり賛成いたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第23号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第23号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第23号は原案のとおり可決されました。 次に議案第24号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 消費税を理由に反対をいたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第24号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第24号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第24号は原案のとおり可決されました。 次に議案第25号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 片倉万吉君。 ◆26番(片倉万吉君) 消費税算入の予算でありますから、反対をしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第25号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第25号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第25号は原案のとおり可決されました。 次に議案第26号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) これは建設委員長ですね。審査の中で、要するに公債費の比率について、パーセントを教えていただきたいと思います。 それから、今後ですね、この下水道会計というものは年々公債費の比率が高くなっていくと思うんですけれども、この見通し等についても教えていただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡三郎です。 その点まで審査に及んでおりません。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 下水道普及率は県下一ということで結構なんだけれども、問題は、当然にして地方交付税で借入金等についても若干の手当てはされるにしても、非常に高い借金をするわけですね。これは結局下水道料金にはね返るということになると思うんですけれども、少なくとも借金の心配をしなくて審査がよくできたもんだ、こう思うんで、その辺の審査の内容を報告していただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡です。 それについても、審査に及んでおりません。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) すみませんけれども、建設委員会では、例えばこの予算案の第2款公債費についてはどういう審査したのか、もう一度お願いします。それを審査してないというのは、予算を審査しなかったということなんですよ。 ○議長(片倉久三君) この際暫時休憩いたします。         午後4時46分 休憩         ------------------         午後5時09分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡三郎です。 貴重な時間をありがとうございました。 先ほどの羽吹議員さんの質問にお答えいたします。 市債額は 147億 8,193万 5,000円になっております。本年の市の繰入金は7億 9,849万3,000 円であり、これについては今後の推移について問いただしましたが、当分の間はこれくらいの繰り入れを必要とするとのことであり、公債費比率については十分な審査に至っておりませんでしたので、御理解をいただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) さっきも申し上げましたけれども、下水道普及はこれは全市民的な期待と希望であります。したがってですね、それはこの仕事はどんどん進めていくということは必要なんだけれども、問題は金がかかるということなんですね。これは対国等に対する、これは全国的な課題として当然にして交渉してもらうということになろうかと思いますけれども、それにしても現実的には下水道料金というものに、これは将来的には重大な影響を与える、こう思うわけです。 そこでですね、そういうことを専門的に対策を考えるのが建設委員会だと思うんですね。それが十分な審査に及ばないなんていうことは、審査権の放棄にも等しいと私は思うんですよ。まあ今後のですね、常任委員会のあり方等含めて十分な審査を期待して、やむを得ず本案には賛成をしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田拓男でございます。 本案につきましては、歳入歳出とも残念ながら消費税が入っております。よって、福祉のメッカと言われる下水道事業の普及については大いに市民福祉の立場から賛成しますが、消費税算入は大変残念なことだということを申し述べて、反対を申し上げます。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第26号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第26号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第26号は原案のとおり可決されました。 次に議案第27号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 消費税算入から反対をいたします。 ○議長(片倉久三君) 今井密子君。 ◆3番(今井密子君) 3番 今井密子です。 議案第27号 平成3年度岡谷市老人保健事業特別会計予算は委員長の報告どおり可決することに賛成である意見を申し上げます。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第27号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第27号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第27号は原案のとおり可決されました。 次に議案第28号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 同じく消費税を理由に反対いたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第28号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第28号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第28号は原案のとおり可決されました。 次に議案第29号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 片倉万吉君。 ◆26番(片倉万吉君) この議案についても、消費税絡みでありますので、反対をいたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第29号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第29号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第29号は原案のとおり可決されました。 次に議案第30号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 片倉万吉君。 ◆26番(片倉万吉君) これについては委員長報告どおり、総合病院として市民のニーズにこたえ、医療スタッフの充実や医療機器の整備等に積極的に取り組まれるようにお願いしたいと思います。 しかしながら、消費税絡みの予算編成でありますので、反対をしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 増沢千明君。 ◆16番(増沢千明君) 賛成の立場で意見を申し上げます。 公立病院という立場の中で、加えて最近の医療環境の厳しい中、職員挙げて市民ニーズにこたえるための努力を続けてこられたことに市民の1人として敬意を表し、かつこの厳しい環境の中で、市民の健康を守るという立場に置かれる公立病院として、ますますの健全経営に対する御努力をお願いしつつ、賛成いたします。 以上です。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第30号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第30号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第30号は原案のとおり可決されました。 次に議案第31号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 意見は後ほど申し上げますが、委員会の方へ1つだけ質問したいと思いますけれども、既に可決されている職員定数条例の改正によって、大幅といってもいろいろな見方があると思うんですけれども、ある程度の幅で職員が将来的にふえていくわけであります。付託前の質疑では、院長先生の御説明でですね、やっぱり医療の質の面、医療密度の向上の面では理解をいたしましたけれども、医療の量の面ですね、例えば患者数はさらに増加の見込みを持ち得るのかどうか。ここに、報告にありますように人件費が一定のところまで到達する状況になるという見通しでありますので、その辺の審査がありましたらお教えいただきたいと思います。
    ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中です。 ただいまの御質問にお答えいたします。 定数については、ここですぐ全部というのではなく、4名ふやしていくということでございます。患者動向に対してはまだ厳しいものがあるということですが、患者がふえていく、それに対応していかなきゃならん、こういうことでございました。 以上でございます。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 意見を申し上げたいと思いますが、既に可決をしておりますし、反対をいたしませんでしたので、その点については一抹の不安を、率直に言って持っております。その点では、院の方で一層検討をいただきたいというふうに思います。 それから、病院に対する財政援助の強化、これは両病院に言われているわけでありますが、岡谷病院のところで質問いたしましたけれども、中・長期的には一定の投資を必要とする展望を持つと。これは塩嶺病院に関しても言えるだろうと思うんですね。この場合に、市長さんのお話ですと、毎年度ヒアリングを行って合意に達するということでありますが、病院自体が中・長期の投資計画を持っていくというふうな体制自身をとっていかないとですね、私やっぱり本当の意味での経営の見通しを持ちながら経営努力を続けていくという点では、大変不安定な状況が続くだろうと思うんですね。いう意味では、市長さんの方へは、ぜひ引き続いて事前に申し上げました点の一層の御検討をお願いをしたい。 それから、公営企業の中で、自分たちのやった仕事の値段を自分でつけれないという企業は両病院だけなわけですね。言うなら、そういう意味では企業性を非常に制限をされながら経営を続けているわけでありますから、その辺についても十分な配慮をしていく必要があるというふうに思います。病院の院長先生ほか職員の皆さんの格段の御奮闘を期待申し上げているわけですけれども、消費税が関連をしておりますので、その点を理由に反対をいたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 宮沢健治君。 ◆22番(宮沢健治君) 22番 宮沢健治です。 意見は先ほど岡谷病院に賛成をいただきました増沢千明議員と全く同じでございますので省略をさせていただきまして、この予算案については賛成をいたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第31号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第31号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第31号は原案のとおり可決されました。 次に議案第32号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 林稔君。 ◆17番(林稔君) 17番 林稔です。 特に、この水道事業における消費税の額というのは非常に大きなものでございます。そういう意味から、この消費税が市民に大変大きな影響を及ぼしている点から、消費税が算入されているということについては大変遺憾であります。安全でおいしい水を供給していただいている努力には感謝申し上げる次第ですが、以上のような理由から賛成することはできませんので、反対いたします。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 建設委員長にお伺いいたします。 かねてこの議会で私が主張しております石綿管の解消という問題は、若干残っているんですけれども、年次計画的に改良していくということになっているわけですね。それで平成2年度の実績から見て、既に解消されるのかどうかという点について、審査の結果を報告していただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡三郎です。 石綿管の問題についても質疑がありましたが、石綿管 3,474m改良したいということで、これにつきまして、できるだけ早く入れかえをすることを要望いたしました。 ○議長(片倉久三君) 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) そうすると、実際には石綿管で残るのは何mぐらいですか。 ○議長(片倉久三君) 建設委員長。 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡三郎です。 まだ、1万 2,000mほど残るということでありました。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。 手塚邦明君。 ◆12番(手塚邦明君) 賛成の立場で意見を申し上げたいと思います。 水道事業会計におきましては、公営企業法の精神に沿いまして公共性を発揮する中で、健全財政を貫いており、さらには有収率の向上等、日頃の職員の努力に対して敬意を払いつつ、今後の努力を期待しながら本案に賛成するものであります。 以上です。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第32号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第32号に対する委員長の報告は可決であります。本案は委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第32号は原案のとおり可決されました。 次に議案第33号について、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 1点だけ質問をしたいと思いますが、付託前の質疑で明らかにされたようにですね、年金にかかわる現況証明は義務づけられているということであります。手数料条例の中では、官公署が求めるものですね、これは官公署が直接市役所に求めるものですけれども、これについては無料とするということが明確にされているわけですね。この年金の証明は、言うなら当該市民を通じての迂回ではありますけれども、官公署が提出を求めているものに類似する性格を持つというふうに私は考えるんですけれども、その辺について委員会はどういう判断をなされたのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中です。 ただいま小沢議員さんからの御質問は、これは第6条の1号に掲げられてあるもので、官公署より請求があったものと規定してあるわけですが、これは官公署より要求があったとしても、個人に来たものは有料ということでございますので、そのように御理解をいただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。個人に来たものだから有料であるということではですね、私の質問の答えにならないわけですよ。明確に官公署が個人に義務づけているもんですよね。これは付託前の質疑で明らかなわけですね。そういう意味では、官公署が提出を求めているものと類似すると。どこかの民間会社へ就職するときにですね、こういう証明を持ってきてくれとか、そういう私的なものではなくて、官公署の一定の定めによって本人が提出を義務づけられるという点ではですね、いわば私的な行為とは違う部分があるです、この年金の証明というのはですね、ほかにもあるかもしれませんけれども。そこのところを委員会はどう判断したのかということを教えていただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中です。 私どもの委員会での判断では、例えば生活保護を受けているとかいうような方でもみんな有料にしておって、そういう場合に、官公署より出たものは、官公署が代行務めるということで無料にしていると。 そこで、また特に官公署よりということに対しては審査をしてはございません。         (発言する者あり) ○議長(片倉久三君) このまま暫時休憩いたします。         午後 5時37分 休憩         ------------------         午後 5時50分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 貴重なお時間、どうもありがとうございました。 小沢議員さんからの御質問の、官公署より請求のあったものはということでの御質問でございますが、官公署から官公署への申請、公用申請があった場合は手数料を徴収しないというこの1項を適用する、こういうことでございますので、御理解をしていただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 私が付託前にくどく義務なのかどうかということを確認したのはですね、現在の条例上の規定で、今お話のように官から官へはですね、それ自体は拡大解釈のできない条項だということは私もよく知っていたんです。ただ、官を通じて、個人を経由して義務的なものを提出しなければいけないという、言うなら官から官にですね、準ずる立場で考えられないかというふうにお伺いしたんですが、審査には及んでないようですから、それは残念ながらやむを得ないものとしてですね、質問を中止します。 もう一つですね、県下で17市全部有料ではなくて、御承知のように無料のところがあるわけですね。当然のことながら、あそこの市はどういう理由で無料にしたんだろうというふうに、審査をする立場になれば思いが及ぶと思うんですけれども、県下17市で現在無料にしているところの理由を教えていただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 社会委員長。 ◆社会委員長(田中正人君) 11番 田中です。 ただいま、それぞれ無料が9市、有料が8市というように、平成3年2月21日現在であるということをお聞きしておりますが、その内容については審査に至っておりません。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 委員会の審査の様子を伺いますと、何かすれ違った立場でむしろ論議されちゃったみたいでですね、例えば他の手数料との均衡を欠くという点についていえば、大別してどういうものが証明を求めるくる、どういう種類のですね。その中で、均衡を欠くならこれも無料にしたらどうかというような論議が当然行われていいはずなんですよ。私ども議員提案をするなどということはそうたびたびあるわけではないわけでですね、率直に申し上げて、お隣の町はなぜただにしているんだろうということくらいの調査はですね、私は議会の審査では当然及ばなきゃいかんというふうに思うんですけれども、いってないようであります。 私は、委員長報告は否決でありますが、原案賛成の立場をとりたいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第33号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第33号に対する委員長の報告は否決であります。 原案についてお諮りいたします。議案第33号の原案に賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立少数〕 ○議長(片倉久三君) 起立少数であります。 よって、議案第33号は否決されました。 この際暫時休憩いたします。         午後5時55分 休憩         ------------------         午後6時46分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ------------------ △日程第24 議案第34号 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号) ○議長(片倉久三君) 日程第24 議案第34号 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 総務部長。         〔総務部長 武井康純君 登壇〕 ◎総務部長(武井康純君) 議案第34号 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号)につきまして御説明申し上げます。 この補正は、国庫債務負担行為に伴っての債務負担行為の補正、社会福祉施設整備基金等基金への積み立て、それから財政調整基金からふるさとまちづくり基金への予算更正、都市計画街路及び県単独街路事業負担金の追加をお願いするものでございます。 初めに、7ぺージの歳出から御説明申し上げます。 第2款総務費1項9目財産管理費25節積立金36万円は、指定寄附として社会福祉施設整備基金へ1件の3万円、ふるさとまちづくり基金へ2件の20万円、文化会館事業基金へ2件の13万円でございます。また、本年度旧警察署跡地の売却代金7億 5,928万 2,000円を財政調整基金へ積み立てをお願いいたしましたものですが、これからのまちづくりに活用するために、ふるさとまちづくり基金へ予算更正をお願いするものでございます。 補正後の平成2年度末の基金予定額を申し上げます。社会福祉施設整備基金が2億7,944万 9,000円、ふるさとまちづくり基金が17億 8,411万 3,000円、文化会館事業基金が 5,623万円、財政調整基金が14億 7,435万 6,000円でございます。 おめくりいただきまして8ぺージ、第8款土木費4項1目都市計画総務費19節負担金補助及び交付金 550万円は、丸山橋線等県事業費 4,569万 2,000円の増に伴います岡谷市負担金の追加分でございます。 以上で歳出を終わりまして、6ぺージへお戻りをいただきたいと思います。 2歳入、第13款寄附金1項1目総務費寄附金はそれぞれ説明欄に記載された皆様からの指定寄附金でございます。 第15款繰越金1項1目繰越金は 550万円でございます。繰越金の残額は 7,289万円となります。 2ぺージへお戻りいただきたいと思います。 第1表 歳入歳出予算補正、1歳入、2歳出、それぞれ所定の書式によってお示ししてございます。 おめくりいただいて4ぺージでございますが、第2表 債務負担行為補正でございます。1号線(樋沢線)改良工事に要する経費として、平成3年度に 4,000万円の債務負担行為をお願いするものでございます。これは国庫債務負担行為に伴うものでございます。 それでは、1ぺージへお戻りをいただきたいと思います。 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号)は、第1条で、歳入歳出それぞれ 586万円を追加し、歳入歳出予算の総額を歳入歳出それぞれ 170億 8,006万 2,000円とするものでございます。 第2条は債務負担行為の追加でございます。 以上でございますが、御議決賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(片倉久三君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 今、部長の説明はですね、財調基金をふるさとまちづくり基金へ振りかえるということでありますが、ちょっと最初にはですね、この財調基金の取り崩しをこういう形で事務的にできるかどうかということが1つ。 それから、この時期にあえてそういう振りかえをするにはですね、今、部長の説明にように将来の云々だけでは説明にならないと思うので、なぜそうするのかというその理由ですね、考え方をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 財調の取り崩しを事務的にできるかという点についてお答え申し上げたいと思いますが、これは同じ年度内でございますので、通常、年度がまたがった場合には繰越金へ入れる、積立金から出すというような操作が必要になってまいるわけですが、これは金額が大きいために、同一の款の中で行うもので、御理解をいただいた方がいいという考え方でこの説明欄で所作をさせていただいたあるものでございます。 よろしくお願いします。 ○議長(片倉久三君) 市長。 ◎市長(林泰章君) それでは、この時期に持ちかえる理由について、私の方からお答え申し上げます。 1つは、議会でも、ただいままでの質疑にありましたように財政調整基金に置くことが、まあ一部の議員さん方は金余り現象だという言い方もしておりますし、また正しく市の財政運用の面で御理解いただくには、財政調整基金に置いておくことは、一定の論議にありますように決して好ましくないというように1つは考えています。 2つ目は、地方都市富裕論の議論がかねてから国会でなされているように、財政調整基金の持つ性格からいきますれば、そのことが財政調整基金のデータをもとにして地方都市富裕論というものが意図的に捻出されているという点から、目的を持って将来にわたって計画的な財政運用をしていくという地方の意思が正しく理解されてないという点では、次年度以降に始まる地方と国との地方財政をめぐる議論を想定していったときに、この財政調整基金にこうした旧警察署跡地の処分額をまちづくりのために使いたいという、その意図が正しく果たして理解されるかどうかという点では、1つは、まちづくり基金の方に明確にこれを移行することの方がむしろ正しいだろうというふうに考えています。それからもう1つは、市長会並びに県、国--国は特に自治省ですけれども、等とのきょうまでの協議の中では、目的が明らかになっているものは、目的に沿った基金への積み立てをすべきであるという指導もなされてまいりました。そのことから、当時お願い申し上げたときと、そうした面では事情が変わってまいりまして、ふるさとまちづくり基金の方にこれを持ちかえさせていただきたいという、主にはその3点から4点の理由が背景になっております。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。 大沢章則君。 ◆4番(大沢章則君) 4番 大沢章則です。 今、このふるさとまちづくり基金の方へ7億 5,000万円、約7億 6,000万円持ちかえをするということですけれども、今までのいろいろの社会福祉あるいは文化会館、その他の基金については、たしか目標額っていいますか、ある一定の目標とすべき額がたしか示されていたと思いますけれども、このふるさとまちづくり基金のおおよその将来的なその積み立ての目標額というのはどの辺に定めておられるのか、それがまず1点。 それから、幾つかあるこの基金の中からふるさとまちづくり基金へ積み立てた主な理由。今、市長さんの御答弁では将来のまちづくりということですけれども、これも幾つかある基金の中で例えば振り分けをするというようなことがなくて、ここ1本でこう持ちかえた。この主な理由について、この2点についてお伺いをいたします。 ○議長(片倉久三君) 市長。 ◎市長(林泰章君) ふるさとまちづくり基金につきましては、基金条例上程の折にも御説明申し上げておりますけれども、岡谷市のこれからの第2次総合計画を主にして、それに決して固執するものではありませんが、住民生活にかかわるそうした事業にこの基金が幅広く活用できることになるわけですけれども、私どもの主たる目的は、将来にわたる5大プロジェクトは殊のほか地方都市、つまり岡谷市の地元負担額というものを想定してまいりますれば、これをどういう形で基金として運用していくか、基金から捻出するかということになりますと、いろいろな議論があります。1つは市の一般財産として、基金で持つよりは財産で持ちかえていく、これは先行取得の問題が絡んでまいりますが、そうしたやり方で市の今後の事業計画にこれを充てていくという方法も当然とられるでしょうけれども、実質的には5大プロジェクトのうちどういう形に進むかは今後の展望によりますけれども、いずれにしましても1つの事業を見ましても、10数億円を超える地元負担額がかかってまいりますから、全部の事業が何年によって計画が組まれるかによってその目標額というのは大変流動的になってまいります。ただ、今日持っているような基金ではとても足りないという点では、これからの将来に備えていく努力をしなければならないと思っておりますが、もう一つの背景は、議会からもかねて他の事業のときにも御指摘いただきましたように、大型の事業やるからといって身近な市民生活の市民要望を犠牲にしてはならないという点での配慮をしていくためには、ふるさとまちづくり基金に、できるだけ執行の倹約もし、かつ将来にわたる基金を積んでいきたいというふうに考えています。 したがって、振りかえるか、もしくはそれぞれの事業が何年計画で実施に移されるかによって基金目標額というのは非常に流動してきますけれども、極力その積み立てについて、額は多いほどいいんですけれども、それとて何でも積めばいい話ではなく、市民から出る要望にこたえつつ、このまちづくり基金をふやしていくことになりますから、その辺のところは毎年の予算並びに年度末の集計を見ながら議会にお願いを申し上げてまいりたい、かように考えています。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田拓男です。 最初にね、総務部長さんにお尋ねしますけれども、社会福祉施設の整備基金は幾らかということと、14本の基金の総計は幾らですか、最初にそれだけちょっとお尋ねしておきます。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 社会福祉施設整備基金は2億 7,944万 9,000円でございます。14本の合計というお話でございますが、これは基金のすべての合計の意味でございましょうか。 ◆18番(山田拓男君) 14本の基金の全部の合計。 ◎総務部長(武井康純君) 失礼しました。 全体で申し上げます。51億 7,529万 2,000円が年度末に見込まれます。 ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 羽吹議員さんの質問と、それから市長のやりとりの中で尽くされているんですけれどね、裏を返せばね、自治体のため込み主義というやつですね。金余りということは言いませんから、ため込み主義というこの制度がね、ことしの特徴だと思うんですね。これが自治省の財政課長のお達しによって、富裕論と、それから具体的に目的を持たないものに使うと大変だから、このため込み主義は改めなさいという通達をいただいているから、市長も口うまく言っていますけれども、そういうものにのっとってですね、上手にこれ提案してきたと思うんですね。だから、これも後総務委員会でまた慎重に審査を願いたいと思うんです。 2月27日の基金の積み立てのときも申し上げましたけれどね、先ほど小沢議員の討論の中にもあったんだけれども、この7億 4,000万円何がしの警察跡地を売った資金を、財調からふるさとの方へやるというのは事務的、計数的にはわかりました。しかし、ここにね、自治省からのお達しと、それから私たちがこういうふうに明らかにして、この中の財源を少しでも使って、わずか、それこそ10%でもいいから使ってね、緊急の課題にこたえてもらいたいという市民側の要望に対してね、そういう個々にやることはできないと。 それから、また市長の答弁聞くと、 150億円ほどの起債があるから、プラスマイナスすればまだ 100億円も借金があるんだというような言い方ですね。また言葉を返せば、市長の長い間の論議の中で、合併する際には大いに借金をつくっておいた方が常識的だというふうなことも、どこかで聞いた気がいたしますけれど、それはまあともかくといたしまして、実際にはね、民間会社に間違えられるような最近の自治体の状況じゃないかと思うんですよ、岡谷市の場合も。 だから、羽吹さんが言われたように、財調からなぜふるさとの方へやったかといえば、将来に向かって大型事業やるためだというね。住民の納めた税金が再び住民に返ってくるという格好で、大いに時々の議会で予算を提案したり、やるという、これは10年前から15年前には、東京も大阪も何だと。全国の自治体が赤字になったのは脳がないからだとか、市民本意の政治をやったからだなんていうような、そういう論調もあったんです。いずれにしても今日ね、27日にいただいたものとそうは変わってませんけれども、51億円の全体の基金というものを見る場合に、財調から取り崩すというやり方によってね、目的があるんだからやたらなものに使えませんよという格好で逃げを打つというやり方は非常に私疑問なんです。 だから、例えば建設委員会で5時間も議論したというんですけれどね、スパイク禁止時代に対応するための緊急施策のため、補正予算を組まないかというような声もあったっていうんですけれどね。 それで、私、きょうの一般会計のときにも申し上げたように、やるべきことがたくさんあるわけなんだから。もしこれが新年度になってまた組んでくれるというようなことならいざ知らず、そういうふうなことを全く否定するような態度ね、5大プロジェクトだ、21世紀だどいう格好だけでは、市民のどうも受けとめ方が悪いんじゃないかと。そういう点でね、当局の考えをもう一度ただしながら、委員会の審査を期待したいと思いますので、その点のやりとりをもう1回お願いしたいと思うんです。 ○議長(片倉久三君) 市長。 ◎市長(林泰章君) 私もかねがね非常に疑問に思っておったんですけれども、私たちがきょうまで地方の立場で主張してきたのは、中央集権的な国家体制から地方みずからの努力によって、地方みずからのまちづくりができる、そうした環境をより厚いものにつくり上げていくというのが、少なくとも私はそういう立場で、地方財政の問題についても考え方をそういうふうに持ってきているんですけれども、警察署の跡地は岡谷市固有の財産であって、そのことについて国や県にとやかく言われる筋合いのものではない。町のために使う金として、私はまちづくり基金の中に、岡谷市の町をつくるためにこれを移していくということで、今回の議会にこの議案のお願いを申し上げているんであって、ため込み主義だとか何とかというお話で今御質問いただいているんですけれども、私たちが別に企業的にものを申し上げるのは耳ざわりであれば、私の考え方で申し上げますれば、どの仕事やるにも地方負担なしの事業というのはまず皆無に等しいわけですね。私たちが国の補助を得るにせよ、それから起債を充当してもらうにせよ、素っ裸でいて、その事業をやれと言ってもこれはできない、御承知のとおり。まして、私たちにとりましては、今は第2次総合計画を推進していく、この立場に立ってまいりますれば、当然そのための地方負担額にできるだけ近いものを用意していかなければならないことであって、我々の地方都市が裸でいればいるほど、すべての起債も事業も国の査定を受けていくことになるわけですから、私は逆に見れば、地方都市がそれぞれ目的を持った事業に対して、みずからの努力をしてその財源確保していくということに努力を払っていかないと、その場へいって自分の町の予算、単年度の予算以上の事業ができない町の行政執行体制でいつまでもいるということは、私は決して地方都市にとって賢明な策ではないというふうに思っているわけです。 ただ、だからといって無造作に、地方都市が自由に財源を、歳入の部分での財源を確保していくってことがこれはできるものではありません。詰まるところは毎年の事業執行の中で、単年度で住民にその行政サービスで、その予算を執行して行政サービスとしていくか、長期にわたる、しかも町の根幹をなす事業に対して行政サービスしていくためにその財源を運用するかの、これは市民の皆さん方の判断によって決まることになるわけですが、私どもが今第2次総合計画に掲げている仕事は、とても単年度収支予算の中で、この事業に対応していかれるものではない。したがって、長期にわたる財源確保も必要ですが、長期にわたる事業になると同時に、将来に大きな付加価値を市民のために求めていくということで、このことについて、できるだけ財源確保には努力をいたしてまいりたいと御説明を申し上げてきているわけです。 したがって、私どもは、岡谷市につきましては、ただいま羽吹議員さん、それから大沢議員さんに申し上げましたような考え方を基本にして、自分の町の運用財源というものを、できるだけ財源を持つことよって自主的な判断によって事業選択ができるだけの幅は、ないよりはその幅が大きいほど、市民にとっても行政にとっても今後のまちづくりが非常にやりやすくなってくるという点で、今回のまちづくり基金への持ちかえの考え方も、その基本に立ってお願いを申し上げたものであります。 ○議長(片倉久三君) 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) これは27日にやり、一般質問でやりね、もう4回ぐらいやってますからね。市政は市民のために、それから住民こそ主人公という立場でね、例えば何か補助が20%で、全体が80%以上市が持たなければいけないというような大きい事業もあるようですけれども、そういう将来にわたってまちづくりとかリゾートというような格好でかけもいいんですけれど、しかし、今、現実にね、私たちがこれを全部吐き出せというんじゃなくて、4年前、8年前にはなかった現象なんですよ。例えばね、年寄りにね、あそこでも植木がありますけれどね、年寄りに金をくれるなんていうことは枯れ木に水をくれるようなもんで全然価値はないと言って、ある自民党の幹事長が笑った例があるんですけれども。しかし、老人の医療費というのは現実に有料化されたんですよね。それで、そんなものにこそくれることはないと言って、今でも首長さんたちで言う人がいますけれどね。しかし、老人医療の70歳以上の無料化の問題とかね、それから乳幼児医療の無料化の問題を廃したでしょ、やるべきことを廃してね、そして臨調、行革路線で人減らしとか、いろいろな格好で無理難題で、そういう現象が例えば看護婦なんかにもう端的にあらわれているんですね。本当に大変な状況も一方では生み出しながら、岡谷市は警察署の跡地を売った財だから、よそとは違うよって言うけれど、現実には岡谷市も御多分に漏れず、あの基金というものが現実にふえていますね。それをね、将来の21世紀構想というようなものに私たちも参加しておりますから何ですけれども、それを全部何かにしてしまうんじゃなくて、その10%の部分をね、緊急課題に振り向けるということをしながら市民の負託にこたえていくというふうなことの方がいいんじゃないかというのが、私たちの一貫した主張なんですね。 だから、この論議はね、お前たちそんなこと言うけれど、違うよと言って市長笑っているかもしれませんけれどね、これは全市民にやっぱりね、私は問うべき中身だと思うんです。 あのときにかけるそういう問題が、例えば今私たちがね、市長は今後考えてみたいと言ったんだけれど、お年寄りの大部分が白内障にかかる、その医療費は保険でやられてもですね、眼内レンズが1個8万 4,000円もかかるという、そういうものに全国的に、わずかなものでも都道府県や自治体が一緒になって負担してやったらどうかという、新しい施策が今進みつつあります。それから、また介護手当てを云々という点で、長野県で進んだ市町村は14万円も補助していますけれどもね、県の費用と市の費用でやれば、もっと実現できる。 それから、いろいろ議論分かれるところですけれども、スパイクタイヤが禁止された後の岡谷市というものを、一体どうなるかということに、きのう、きょう当たり物すごい不安が新聞報道で訴えられている。そういうものに建設委員会などもかなりやられていますけれどもね、本当にいいのかなという点で、だめ押しもされておりますけれども、そういうようなところとかね。それで幾つかの中身で、国保税、保育料と言うとね、受益者負担論ということでもって、議会の中からも反撃する人たちもいますから、市長も決断大変だと思うんですけれど、そういうところにわずか3億円もかけたら十分できるというのが私たちの試算なんですね。 だから、羽吹さん言われるように、この時期にいとも簡単に警察署跡地を売ったからといえば聞こえがいいけれども、この自治体の4年前、8年前にはなかった、ため込んだしまったお金を、ただ市長の言ったことを、いいですよって言うのが市議会の仕事なのか。それともそういう点で、その一部でももっと緊急なものに補正するとか、あるいはここでできなくても新年度でまた考えるとかですね、そういうような方向は出ないものかという点でね、私たちは一貫して持っておりますので、私たちの言っていることが無理なんだろうかという点で、付託が予定される総務委員会なんかでは慎重な御論議を願いたいと思うんです。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 今問題になっている警察跡地の売却代金が入って基金に積み立てられたのはいつか、ちょっと教えてください。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 警察跡地の処分を議会で御議決いただいたのが昨年の7月でございます。その後ということでございます。 ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 先ほどの市長さんの羽吹議員へのお答えを伺っていてですね、これ総務部長に質問したいと思うんですが。 私も、非常に貴重な財産を売却をして入ったものですから、それなりの対応をしなきゃいかんというふうには頭の中にあったんですけれども、実際には財調へ積まれたわけですね。今、市長さんからお話のあったような諸点の中で、第1点に挙げられた一部の議員が金余り論を主張しているというのは、確かにここに2、3カ月くらいでですね、それ以前にはあまり論議としては出てなかったと思うんですね。その他の挙げられた理由というのは、率直に言うと、きのう、きょう出てきた理由ではないように思うんですよ。自治体富裕論ももうずっと前から出てますし、実際に自治体がまあ金余りかどうかは別として、たくさんの基金を持つようになったのも、一定の期間もう経過しているわけですね。 そういうときに、一たん財調へ盛るというふうに決めてですね、それが今言うように、その決めた時点でもあったような理由を挙げてですね、今度はまちづくりだと。7億円の金の性格、これはどこに置くべきかというようなことがですね、率直にいえば、そんなに簡単に扱われているんですか。7億円という、しかも町の貴重な財産を処分した代金で、いろいろな性格等はもう明確であったにもかかわらず、いうなら、ときに財調へ積んでおこうかと。後になったらいろいろ問題も出始めているし、うまくないからこっちへ移そうかというふうな基金扱いですか。 担当の部長として明確に答えてください。 ○議長(片倉久三君) 総務部長。 ◎総務部長(武井康純君) 昨年の7月のときに確かに小沢議員さんの方から、これは基本基金へむしろ積むべきだというような御意見もございました。 当時は財調へ積み立てるという考え方で、市長方針に基づいて財調へ積んだわけですが、その後ふるさとまちづくり基金へ積めれるんだというように方向が、市長さんも先ほどおっしゃっられましたような変更がされたというようなことでございます。 したがいまして、財調そのものは何にでも使える。当時、市長さんの方からのお話では、小刻みに使われてしまうのはよくないという考え方が述べられたわけです。その後、ふるさとまちづくり基金を充実するんだというような考え方に変更されてきておるわけです。ここで、今回これを充実したいという考え方になっておるわけです。 よろしくお願いします。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。 ほかにございませんか。--これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議案第34号は、お手元に配付いたしてあります議案付託表のとおり、それぞれ所管の委員会に付託いたします。         ------------------ △日程第25 議案第35号 岡谷市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(片倉久三君) 日程第25 議案第35号 岡谷市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 企画部長。         〔企画部長 笠原直行君 登壇〕 ◎企画部長(笠原直行君) 議案第35号 岡谷市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例につきまして御説明申し上げます。 今回の改正は、岡谷市職員の退職手当の算定の基礎となる勤続期間に、職員以外の国、県等の職員としての在職期間も通算するという、いわゆる通算規定を設けるものでございます。 改正の理由につきましては、従来通算規定は岡谷市職員の退職手当の特例に関する条例で、岡谷病院と塩嶺病院の医師にしかありませんでしたが、市の行政施策を推進していくためにはより幅広い分野への対応が必要でありまして、今後国、県等との人事交流を円滑に進めるために、全職員を対象とした通算規定を設けるものでございます。 それでは、改正条例の本文をごらんいただきたいと思います。 第7条は、退職手当の算定の基礎となる勤続期間の計算について定めたものでありますが、第4項の次に第5項として1項を追加し、旧第5項以下を1つずつ繰り下げ、それに伴う用語の整備を行ったものでございます。 追加する新しい第5項については、1つとして、国、県等の職員が引き続いて岡谷市の職員となった場合。2つとして、岡谷市の職員が引き続いて国、県等の職員となり、また引き続いて岡谷市の職員となった場合、この2つの場合は通算するというものであります。 第7条の3については、勤続期間の計算の特例として、新たに1条を追加し、新しい第7条第5項のいわゆる通算規定は、条例第2条第2項に規定する常勤職員以外の職員の期間についても適用する旨定めたものでございます。 附則第6項の改正については、以上の改正により第7条第9項が、同条第10項となったため、他の用語の整備をするものでございます。 附則につきましては、第1項の施行は、本年4月1日から行うものでございます。 第2項は、この条例の改正に伴いまして、岡谷病院、塩嶺病院医師の通算規定を定めた岡谷市職員の退職手当の特例に関する条例を廃止するというものでございます。 第3項で、この改正後の条例の適用は、平成3年4月1日以後に退職する者に対する退職手当についてから適用する旨定めたものでございます。 以上でありますので、よろしく御審議の上、御議決賜りまようお願い申し上げます。 ○議長(片倉久三君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 1点だけ教えていただきたい。今、国、県等というふうに言われましたけれども、一般的に考えられる県の職員あるいは国の公務員以外に、何か考えられる分野というものはあるわけですか、そこのところだけ、ちょっと。 ○議長(片倉久三君) 企画部長。 ◎企画部長(笠原直行君) 「国、県等」の「等」の方には市町村関係も入ってまいります。地方公務員の関係です。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。 ほかにございませんか。--これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第35号は、総務委員会に付託いたします。         ------------------ △日程第26 議案第36号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(片倉久三君) 日程第26 議案第36号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計補正予算(第1号)を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 建設部長。         〔建設部長 新居靖君 登壇〕 ◎建設部長(新居靖君) 議案第36号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計補正予算(第1号)について御説明申し上げます。 今回補正をお願いする理由といたしますれば、さきの34号議案で説明がありましたように、都市計画道路丸山橋線の事業費追加に伴うところの代替地対応にかかわるものでございます。 最初、歳出から御説明申し上げたいと思いますが、5ぺージをお開きいただきたいと思います。 2款1項1目利子 1,700万円は、土地の取得の借入金に対するところの利子を追加計上したものでございます。 次に、4款1項1目繰上充用金1億 1,362万 5,000円は、該当者の代替地を平成2年度で取得することに伴いまして、平成3年度の繰り上げ充用金に1億 1,362万 5,000円が不足するための補正をお願いするものでございます。 次に、歳入について御説明申し上げたいと思います。 4ぺージをお開きいただきたいと思っています。 1款1項1目土地処分収入1億 3,662万 5,000円は、これは取得した土地の処分収入を追加計上するものでございます。 1ぺージにお戻りいただきたいと思います。 第1条でありますが、予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億 3,062万 5,000円を追加し、総額を歳入歳出それぞれ19億 182万 5,000円とするものでございます。 以下、所定の書式で調整してありますので、省略させていただきます。 以上、説明いたしましたが、御審議の上、御議決を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(片倉久三君) これより質疑に入ります。 質疑はありませんか。 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) この一時借入金のですね、借り入れ先と金利のパーセントを教えてください。 ○議長(片倉久三君) 建設部長。 ◎建設部長(新居靖君) 借り入れ先でございますが、市中銀行ということで会計の方ともお話をしているところです。 それから、金利ですが、8.25%を見込んでおります。 以上です。 ○議長(片倉久三君) よろしいですか。 ほかにございませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) これも当然のことながら限度額があるわけですね、一時借入金の限度額というものは。それの関係と、補正前の利子の額がちょっとわからないんですが、その関係だけちょっと教えてもらえますか。 ○議長(片倉久三君) 建設部長。 ◎建設部長(新居靖君) 補正前の額 9,851万 4,000円でございます。 それから、限度額でございますが、17億 7,120万円でございます。 以上です。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております議案第36号は、建設委員会に付託いたします。 ただいま付託となりました各議案の委員会審査を願うため、この際暫時休憩いたします。         午後7時30分 休憩         ------------------         (総務委員会)         (建設委員会)         ------------------         午後9時05分 再開 ○議長(片倉久三君) 休憩前に引き続き会議を開きます。         ------------------ △日程第24 議案第34号 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号) ○議長(片倉久三君) 日程第24 議案第34号を再度議題といたします。 本案は、総務、建設の各委員会に審査付託となっておりますので、各委員長の報告を求めます。 総務、建設の順にお願いいたします。 まず、総務委員長。         〔総務委員長 宮坂清海君 登壇〕 ◆総務委員長(宮坂清海君) 21番 宮坂清海です。 議案第34号 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号)中、総務委員会に付託されました部分については、積立金について、ふるさとまちづくり基金積み立ては、身近な市民要望にこたえていくためにも、また都市基盤整備等長期的事業等を推進するためにも財源確保が必要であり、この基金に積み立てをするものであるとのことでありました。 基金のあり方について、市民要望の実施に対し不満が残るとの意見もありましたが、賛成多数で、原案どおり可決すべきものと決定いたしましたので、御報告申し上げます。 ○議長(片倉久三君) 次に、建設委員長。         〔建設委員長 花岡三郎君 登壇〕 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡三郎です。 議案第34号 平成2年度岡谷市一般会計補正予算(第9号)中、建設委員会に付託されました3歳出、第8款土木費及び、第1表 歳入歳出予算補正中担当部分、第2表 債務負担行為補正について、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定しましたので、御報告申し上げます。
    ○議長(片倉久三君) ただいまの各委員長報告に対し、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 山田拓男君。 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田拓男です。 総務委員会の方へ前段申し上げましたとおり、積みかえるという行為でございますけれども、冒頭申し上げましたように、この中のたとえ一部でも十分緊急の市民要望にこたえるべきだという我々の持論を申し上げておきましたので、その観点から、委員会でも一部意見がありましたように、私たちはそういう点で、この積みかえには反対を申し上げたいと思います。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第34号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。議案第34号に対する各委員長の報告は可決であります。本案は各委員長の報告のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立多数〕 ○議長(片倉久三君) 起立多数であります。 よって、議案第34号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第25 議案第35号 岡谷市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例 ○議長(片倉久三君) 日程第25 議案第35第を再度議題といたします。 本案は、総務委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 総務委員長。         〔総務委員長 宮坂清海君 登壇〕 ◆総務委員長(宮坂清海君) 21番 宮坂清海です。 議案第35号 岡谷市職員の退職手当に関する条例の一部を改正する条例について、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定しましたので、御報告申し上げます。 ○議長(片倉久三君) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第35号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第35号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第26 議案第36号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計補正予算(第1号) ○議長(片倉久三君) 日程第26 議案第36号を再度議題といたします。 本案は建設委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 建設委員長。         〔建設委員長 花岡三郎君 登壇〕 ◆建設委員長(花岡三郎君) 13番 花岡三郎です。 議案第36号 平成3年度岡谷市地域開発事業特別会計補正予算(第1号)について、審査の結果、原案どおり可決すべきものと決定しましたので、御報告申し上げます。 ○議長(片倉久三君) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより議案第36号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は各委員長の報告のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第36号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第27 請願第4号 食品安全条例(仮称)の制定を求める請願 ○議長(片倉久三君) 日程第27 請願第4号を議題といたします。 本案は社会委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 社会委員長。         〔社会委員長 田中正人君 登壇〕 ◆社会委員長(田中正人君) 請願第4号 食品安全条例(仮称)の制定を求める請願について御報告を申し上げます。 一昨年8月に請願が提出されて以来、当委員会としましては慎重に審査してまいったところであります。請願者の食品の安全を願う気持ちにはもとより異論はありませんし、輸入食品の大幅な増加、添加物の多様化等、私たち消費者を取り巻く環境を決して了とするものではありません。 しかしながら、請願者の最終的願意は条例の制定にあるとのことでありますから、委員会といたしましては、請願文の各条項について、食品衛生法と条例とのかかわり等を中心に慎重に審査を重ねたきたところであります。 また、全国で唯一条例制定されております愛知県津島市を訪れての勉強も行い、条例制定以来9カ年の実状を伺う中で、その実効と問題点について検討してまいりました。 審査の結果、現在の流通機構や食品衛生法との関係で、この条例を制定することは市町村段階ではなじまないものであるとのことから不採択と決定しましたので、御報告申し上げます。         〔17番 林稔君 退席〕         〔18番 山田拓男君 退席〕         〔26番 片倉万吉君 退席〕         〔27番 小沢竜美君 退席〕 ○議長(片倉久三君) ただいまの委員長報告に対し、これより質疑、討論を同時に行います。 何か御発言はありませんか。 羽吹義雄君。 ◆28番(羽吹義雄君) 請願が出されてからですね、前議会で申し上げましたように長い時間をかけて審査されてきたわけでありますが、基本的に社会委員会における審査の方法に問題があると。それはですね、概念的にこの地方議会といいますか、地方自治を守る、あるいは地方自治の立場に立つ市民生活を守るという立場を放棄してですね、ともすれば国にその責任を押しつけて、結果的にみずからの地方自治を放棄するという形で審査をされてきたわけであります。実際には、今結論的に言われたように市町村にはなじまないという判断でありますけれども、国や県が、委員長報告の前段にあったようにですね、今日の一般社会情勢からいえば食品の危機といいますか、危険というものは非常に重大になっているということを認識をしながらも、市町村段階でこれがなじまないというのは、市民生活に及ぼす影響を市議会において守らないという方向を出したわけであります。 したがって、委員長報告は全く1万 2,000人に及ぶとうとい市民の願意を踏みにじるものだと言わざるを得ないわけでありまして、委員長の報告に対しては断固反対し、私どもはあくまでもこの請願が採択されることを期待して、意見といたします。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑、討論を終結いたします。 これより請願第4号を採決いたします。 本件は、起立によって採決いたします。 請願第4号に対する委員長の報告は不採択であります。 原案について、お諮りいたします。請願第4号の原案に賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立少数〕 ○議長(片倉久三君) 起立少数であります。 よって、請願第4号は不採択と決しました。         ------------------ △日程第28 請願第6号 6市町村(岡谷市、下諏訪町、諏訪市、茅野市、富士見市、原村)合併について △日程第29 請願第7号 6市町村合併に関する請願 ○議長(片倉久三君) 日程第28 請願第6号及び日程第29 請願第7号の2件を一括議題といたします。 この2件は、総務委員会に審査付託となっておりますので、委員長の報告を求めます。 総務委員長。         〔総務委員長 宮坂清海君 登壇〕 ◆総務委員長(宮坂清海君) 21番 宮坂清海です。 請願第6号について御報告申し上げます。 審査の経過等については、今まで委員会5回、懇談会1回を行っております。懇談会の中では、請願者の意見といたしまして、1991年3月末日を最短目標年度とするも、合併の早期実現が願意であるので、採択できるところからお願いしたいとのことでありました。 また、請願7号の請願者の意見として、民意を十分酌み取った上で進めるべきであり、早急な結論を出すべきではないとのことでありました。 3月13日の委員会におきましては、両請願については、将来的に審議を深めるべきである。審議を深めるため、新議会に請願を再提出されたい。諏訪地方一本化への請願であるので、市町村の足並みをそろえるべきである。請願内容の重要性、緊急性、住民の願意を残す意味から継続審査とすべきである等の意見があり、審査の結果、継続審査と決定いたしました。 請願7号についても、6号同様継続審査と決定いたしましたので、御報告申し上げます。 ○議長(片倉久三君) まず、請願第6号にお諮りいたします。 ただいま委員長から継続審査といたしたい旨の報告がありました。 この報告について、何か御質疑はございませんか。 原宏君。 ◆15番(原宏君) 15番 原宏です。 請願第6号について、先ほど請願を受けてから今日までの委員会での審査の内容について、委員長さんの方から報告がございましたけれども、明政会の紹介議員を代表しまして、一言申し上げたいと思います。 去年の6月に請願をいたしまして、本会議に上程をされたわけでありますけれども、その間、合併試案、この請願と同時に附属でもって出てきた資料でありますけれども、その合併試案等に基づいて本会議の中では一定の論議がされたわけでありますが、その後委員会の方に付託になりました。委員会の中で十分に論議をしてほしいという気持ちで付託をしたわけであります。 その間、本会議の中でもそうでありましたけれども、この合併に対する請願書の内容といいますか、その中で、合併の期日が1991年3月31日を最短目標にというようなことでのその期日の問題、それから議会にそれぞれの権能があるかどうかという問題、それからあと効力といいますか、そういったものがどうなのかという問題等々について審査をしていただいたということであって、請願者の願意というものは、そういう点よりも、さらにいえばこの諏訪圏域の将来といいますか、圏域のこれからの未来像というようなものに触れて、委員会の中でぜひ、あるいはこの議会の中で一定の方向を出してほしいという、そういうことであったわけであります。 そういう意味で、その願意をどんなふうな形でとらえていただいたかというところに私どもの気持ちはあるわけでありますけれども、いずれにしましても、先ほどされました委員長の報告というものにとどまることなく、これからもやはりこの6市町村の将来に向けての、あるいは諏訪圏域の、また岡谷市の将来のことに触れて、絶えずこの議会側としてもこの論議を続けてほしいというようなことを、紹介議員の1人として申し上げまして、その責務を果たしたいと思います。 以上、申し上げまして、私の意見とさせていただきますが、お願いいたします。         〔 4番 大沢章則君 退席〕         〔 8番 田中親雄君 退席〕         〔12番 手塚邦明君 退席〕         〔15番 原宏君   退席〕         〔24番 山田一久君 退席〕 ○議長(片倉久三君) 三井正二君。 ◆9番(三井正二君) 最初に、ちょっと質問をさせていただきます。 今回のですね、この合併問題については、これは言うまでもなく6市町村が一緒になるということで、当然関連性があり、無視することはできないわけであります。 しかし、岡谷市として将来の岡谷市を展望したときにですね、一体現状のままでいいなのかどうか、そういう点についてですね、当然これは請願者からもいろいろな形で今出されているわけでありますから、論議がされているのかどうか。その場合にですね、そういう合併の方向というものについて、ざっくばらんに申し上げて、あるべき姿というものが議論されたのかどうか、ちょっとその辺をお聞かせをいただきたいと思います、最初に。 ○議長(片倉久三君) 総務委員長。 ◆総務委員長(宮坂清海君) 21番 宮坂清海です。 この請願につきましては、地域住民の方々にとりましては非常に重要な請願でございまして、請願者及びこの関係者の方々にはそれぞれのお立場で御努力なされておることは、私ども委員会としても十分了承いたしておるところでございます。先ほど来申し上げましたとおり、この請願は継続ということではございますけれど、委員会といたしましては、たまたまここで任期が切れるということにはなりますが、両請願ともに今後十分審査を深めていただきたいということをお願いいたしまして御了承を賜りたい、このように考えておりますので、よろしくお願いいたしたいと思います。 ○議長(片倉久三君) 三井正二君。 ◆9番(三井正二君) あまり突っ込んで話ししてもですね、時間も長くなりますから、私の意見も含めてちょっと申し上げさせていただきたいと思いますけれども、この合併問題については、さっきも原議員も申し上げたようにですね、多くの市民が署名をもって請願をされたわけでありまして、かなり意義深いものが私はあるというふうに思います。先ほど委員長答弁にもありましたように、この合併問題については大変ですね、いろいろ問題が絡んでいることも事実でありまして、そう簡単にはいかんだろう、こういうことは私たちもわかります。 ただ問題は、請願者から出されたですね、この願意というものが一体どこにあるのか、この辺について何か委員会の中で十分審査をされたのかどうかということになりますと、大変私は疑問を持たざるを得ません。特に、今日の諏訪圏全体を眺めた場合にですね、やはり今のような状況でいけば、お互いにやっぱりじり貧をするような傾向になってしまうのではないだろうかという心配が多くの市民にあるわけであります。とりわけ、岡谷市にとってみればですね、そういう問題を深刻にやっぱり受けとめ、考えている人も、署名にあらわれているように多くあるわけでありまして、私はそういう点について、もう少し委員会の中で議論を深めて、本当に市民が理解をするような方向を出すべきではなかっただろうかということを感じているわけであります。 そういう点で、今日までの経過などを踏まえてですね、継続審査ということについて、私は大変遺憾に思うわけであります。そういう点で、意見だけ申し上げてですね、今後さらににこの合併問題について、本当に真剣にひとつ考えていただくことを要望して終わります。 ○議長(片倉久三君) ほかにございませんか。--これをもって質疑を終結いたします。 本請願については、委員長の報告のとおり継続審査と決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、請願第6号は継続審査とすることに決しました。 次に、請願第7号についてお諮りいたします。 ただいま委員長から継続審査といたしたい旨の報告がありました。 この報告について、何か御質疑はございませんか。--これをもって質疑を終結いたします。 本請願については、委員長の報告のとおり継続審査と決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、請願第7号は継続審査とすることに決しました。         ------------------ △日程第30 議案第37号 公立義務教育学校の35人学級編成の早期実現を求める意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第30 議案第37号 公立義務教育学校の35人学級編成の早期実現を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 宮坂清海君。         〔21番 宮坂清海君 登壇〕 ◆21番(宮坂清海君) 21番 宮坂清海です。 このことにつきましては記載してあるようなことで、既に十分御了承を賜っていることと存じますので説明を省略をさせていただきますので、よろしくお願いします。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第37号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第37号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第31 議案第38号 国民健康保険制度の確立及び財政健全化に関する意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第31 議案第38号 国民健康保険制度の確立及び財政健全化に関する意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 田中正人君。         〔11番 田中正人君 登壇〕 ◆11番(田中正人君) 11番 田中正人です。 国民健康保険制度の確立及び財政健全化に関する意見書提出についての理由を述べさせていただきます。 国民健康保険制度につきましては、先年医療保険制度の改革に伴い、国保事業に極めて大きな財政圧迫が全国的に見られております。事業の運営が深刻な状況となってきております。したがって、国庫負担の増額、並びに県においても独自の財政援助制度の確立と大幅な援助を期待するため意見書を提出いたしたく思いますので、御賛同をいただきたく、お願いします。 以上です。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第38号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第38号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第32 議案第39号 老人医療費の自己負担増反対に関する意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第32 議案第39号 老人医療費の自己負担増反対に関する意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 田中正人君。         〔11番 田中正人君 登壇〕 ◆11番(田中正人君) 11番 田中正人です。 議案第39号の老人医療の自己負担増反対に関する意見書提出に関して説明をさせていただきます。 老人保健法による医療受給者の医療費一部自己負担を入院、外来それぞれ増額するという内容で、老人保健法改正案が今国会に提出されようとしております。高齢者の多くはわずかな年金生活者です。医療費の抑制を図るためのもののようですが、これにより治療も受けられないことが現実として予想されてまいりますので、改正が行われないよう意見書を提出したいと存じますので、御賛同をお願い申し上げます。 本文は、御参照をお願いします。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第39号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第39号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第33 議案第40号 食品の安全性確保に関する意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第33 議案第40号 食品の安全性確保に関する意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 田中正人君。         〔11番 田中正人君 登壇〕 ◆11番(田中正人君) 11番 田中正人です。 議案第40号の食品の安全性確保に関する意見書に関して、提案説明をさせていただきます。 今日までに、平成元年12月の定例会、また平成2年12月定例会の2回にわたり食品の安全性確保のため関係行政機関に意見書提出をいたしてまいりましたが、ますます多様化する食生活の中、なお一層関係省庁において食品安全のための監視体制強化を図り、安心して生活のできる諸施策の充実を図るよう、強く願って意見書を提出いたしたいと思いますので、御賛同いただきたく、お願い申し上げます。 意見書本文は、御参照をお願いします。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第40号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第40号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第34 議案第41号 スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律の施行に伴う環境整備等を求める意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第34 議案第41号 スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律の施行に伴う環境整備等を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 花岡三郎君。         〔13番 花岡三郎君 登壇〕 ◆13番(花岡三郎君) 13番 花岡三郎です。 議案第41号 スパイクタイヤ粉じんの発生の防止に関する法律の施行に伴う環境整備等を求める意見書について、提案説明を申し上げます。 平成3年4月から施行されます同法の地域指定を受けることに伴う道路の除雪・融雪問題を初めとする環境整備については、本議会においても一般質問あるいは予算審議を通じ、活発に論議されたことは御承知のとおりであります。法を施行するに当たって、これら環境整備等に対する国及び県の対応は極めて緊要な課題であり、責務であると思います。 よって、別紙意見書を関係行政機関に提出をいたしたいものであります。全会一致の御賛同を賜りたく、提案を申し上げます。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) 27番。 内容といいますか、精神については賛成でありますが、よって、国、県におかれましては、住民の交通安全確保及び経済活動に支障のないよう責務を明確にしてとありますが、道路に関する問題が主要でありますから、責務を明確に国、県にしろということになりますと、県道は県、国道は国ということになると思うんですね。そういうことで、早期に抜本的、総合的な施策を講ずるとの予算措置をとられることを強く要望しますということになると、今我々が求める一番重要なことはですね、市町村自治体が行う交通安全対策に対して、法律を立案施行する国が財政的を援助を行うことが一番基本だというふうに私は思うんですね。そういう意味では、文章がいささか不明確だというふうに思うんですが、これは正式に修正の動議を出さないといけないのかどうかね、その辺。   (「市道は市が責任を持ってくれるっていう約束なんだからさ」と呼ぶ者あり) ◆27番(小沢竜美君) いや、だから財政援助の問題さ。         (発言する者あり) ○議長(片倉久三君) 小沢竜美君。 ◆27番(小沢竜美君) まあ十分に意が通じると提案者がお考えならね、それでいいけれど。私やっぱりね、大事な問題ですからきちんとね、市長が言われているように、君らが法律をつくったんだから、それなりの裏づけはきちんと市町村にも与えてもらわなきゃ困るというものをね、やっぱり強く示していかないとですね、そう効果が出てこないんじゃないかというふうに思うんで、申し上げたわけですけれどもね。 提案者、どなたかお答えいただければ、それ以上紛糾させるつもりはありませんけれどね。 ○議長(片倉久三君) 大沢章則君。 ◆4番(大沢章則君) 4番 大沢章則です。 おっしゃるとおりにですね、その部分だけとらえて責務という形になりますと、当然国とか、国道、県道というような狭い範囲の解釈も成り立とうと思いますけれども、私たちがこれを提案した大きな目標は、国において法律を制定した以上、補助あるいは交付金等を含めて、その部分も含めての責務を明確にしろという解釈で御理解をいただきたい、こんなふうに思います。 ○議長(片倉久三君) よろしいですね。 ほかにございませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第41号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第41号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第35 議案第42号 救急・救命対策の確立に関する意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第35 議案第42号 救急・救命対策の確立に関する意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 宮崎福二君。         〔20番 宮崎福二君 登壇〕 ◆20番(宮崎福二君) 議案第42号 救急・救命対策の確立に関する意見書の提案説明をさせていただきます。 交通事故が激増しており、昨年1年間の死亡者は1万人を超えております。このような実状を改善するためには交通安全対策の充実とともに、救急・救命対策の確立が急務であります。ということで、国におきましてもですね、救急患者の救命率のアップを目指すということで、救急・救命士制度の法制化等を考えているようであります。 いずれにしましても、人命を救うことへの体制整備等を含めて、抜本的な対策を国に、政府にお願いするということで、提案の趣旨説明にさせていただきます。 以上です。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第42号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第42号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第36 議案第43号 育児休業法の早期制定を求める意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第36 議案第43号 育児休業法の早期制定を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 羽吹義雄君。         〔28番 羽吹義雄君 登壇〕 ◆28番(羽吹義雄君) この件に関しては、さきの国会で、既に全党一致により法案をつくられるということになったわけでありますが、その後の審議会の論議等でいろいろな意見があり、今日法制化がおくれておるわけであります。しかも審議会の意見の中には、基本的な問題が社会情勢によって変えられようとする恨みもあるような意見もあるわけでありまして、したがって次の3項目にありますような内容を基本として制定されることを強く求めたいわけであります。 以上、提案の理由にかえる次第であります。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第43号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第43号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第37 議案第44号 中東に恒久的な平和を回復するための日本の貢献に関する意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第37 議案第44号 中東に恒久的な平和を回復するための日本の貢献に関する意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 山田拓男君。         〔18番 山田拓男君 登壇〕 ◆18番(山田拓男君) 18番 山田拓男でございます。 提案議員さんを代表いたしまして、議案第44号 中東に恒久的な平和を回復するための日本の貢献に関する意見書を提案いたします。 案文がございまして、国連憲章の基本精神と日本国憲法の平和的な原則に基づく問題と、停戦後の処理の問題、2つを挙げてございます。 以上を、地方自治法第99条2項の規定により意見書を、全市民的な規模で、全会一致で可決されますように心からお願いを申し上げて、提案にかえます。 以上であります。 ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第44号を採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、議案第44号は原案のとおり可決されました。         ------------------ △日程第38 議案第45号 自衛隊の掃海艇派遣禁止を求める意見書 ○議長(片倉久三君) 日程第38 議案第45号 自衛隊の掃海艇派遣禁止を求める意見書を議題といたします。 提出者の説明を求めます。 林稔君。         〔17番 林稔君 登壇〕 ◆17番(林稔君) 議案第45号 自衛隊の掃海艇派遣禁止を求める意見書について、提出議員を代表して提案理由を申し上げます。 湾岸戦争が終結いたしまして、最近政府自民党内にペルシャ湾海域の機雷を除去するために自衛隊の掃海艇を派遣しようとする動きが急浮上してまいりました。しかし、日本のタンカーなどが3月2日以来ペルシャ湾を何の支障もなく航行していることも国会で明らかになっております。湾岸戦争では、かつてないほどの軍艦がペルシャ湾に集結していたわけで、機雷がない証明とも言えるということも、全日本海員組合幹部の証言としても言われております。 しかし、なぜこのような自衛隊の掃海艇派遣の動きになってきたのか。昨年の10月から11月にかけて国会で審議をされました国連平和協力法が11月1日廃案になり、国民と国会は自衛隊の海外派遣、派兵を許さないという決意を示したわけであります。 しかし、それ以後、1月17日に湾岸戦争勃発とともに政府自民党は要請もないのに、避難民救済を口実に自衛隊を中東へ派遣することを、一片の政令改正というクーデター的方法で行おうとするなど暴挙を行いました。 この戦争の元凶は、イラクのクウェート侵略・併合という許すことのできない暴挙にあることは明らかでありますが、これらの一連の動きを見るにつけ、政府自民党のねらいが、何が何でもペルシャ湾に日の丸をつけた軍用機や軍艦を動かそうとするねらいがあるということを指摘せざるを得ません。 1954年、自衛隊法成立のときに、自衛隊の海外出動禁止の決議がされております。本岡谷市議会においても、平和都市宣言が行われております。このような状況の中で、ぜひこの意見書の決議をお願いしたいと思うわけであります。 皆さんの御手元にも陳情の受け付け№ 180というのが配られておりますが、これを審査した岡谷市議会総務委員会の中では、平和憲法は空想論だという非難をした意見もありました。このような空想論を思い切りかなぐり捨てて憲法を見直せとする憲法改正論をぶち上げた議員の方もありましたけれども、このような意見はまさに平和憲法に反するものであると思います。 逆に、この憲法改正論は、自衛隊海外派兵、派遣や戦費負担が憲法に違反するという証明でもあるわけであります。平和を愛する岡谷市議会の皆さん方、この議案が恐らく我々任期の最後の議案になると思いますので、満場の御賛同をいただき、採択していただきますようお願い申し上げて、提案理由にかえさせていただきます。         (発言する者あり) ○議長(片倉久三君) お諮りいたします。本議案については委員会付託を省略し、即決いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。         (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(片倉久三君) 御異議なしと認めます。 よって、直ちに質疑、討論に入ります。 質疑なり御意見はありませんか。 宮崎福二君。 ◆20番(宮崎福二君) 議案第45号 自衛隊の掃海艇派遣の禁止を求める意見書に意見を申し上げたいと思います。 我が公明党は、現実に国内に存在している自衛隊について、既に災害救助等を初めとする国防に活動しておりますところの、また平和憲法第9条から見て合憲としておりますことは既に御存じかと思います。 しかし、海外派兵やそれにつながるおそれのある派遣については、非軍事であっても、憲法で認めていないという考え方であります。そうした立場に立ち、今回の湾岸問題発生以来、自衛隊の海外派兵法案を廃案にし、また自衛隊にかわる平和維持軍PKO等を含め、国際平和貢献に対して対応してきております。自衛隊機派遣反対、掃海艇についても反対の立場であります。しかし、この掃海艇については、米国から公式、非公式にも要請はなく、自民党内の議論として、これはPKOに自衛隊を組織として参加させようとする意図からではないかということで、我が党も議論をしておるところであります。イラン・イラク戦争の際も、中曽根内閣当時も機雷の掃海話が浮上しましたけれども、この掃海艇は中止になっております。 憲法第9条には、「正義と秩序を基調とする国際平和を誠実に希求し」と、正義と秩序を基調とする国際平和を日本は追求していくといわれております。正義も秩序も要らない、ただ平和であればいいとは、どうしても、どこにも書いてありません。憲法の前文にも、「専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しようと努めている国際社会において名誉ある地位を占めたいと思う」とあります。イラクがクウェートでやったことは、武力による専制と隷従を強いたことで、それを国連中心で何とか除去しようと努力してきたのであります。その中で、日本は名誉ある地位を占めたい、にもかかわらず戦争に反対する平和主義に閉じこもっている、それだけで果たしていいのか。何もしない平和主義、何もできない平和主義、1国の平和ならいいという1国平和主義なのか、真の平和とは何か。反戦と平和主義と含めて、平和が破壊され、破壊された平和を国連中心に回復しようと努力しているときに、日本は知らないでは通用しません。日本は、平和回復のために何らかの貢献をすべきであります。今回の湾岸問題は、我が公明党は平和回復に責任ある対応をしております。悩みに悩み、党内議論を重ね、平和を考え、湾岸協力会議GCC等に90億ドルの支援をいたしました。その財源として、防衛費 1,000億円の削減をし、これは防衛費を含む 5,000億円の削減をしました。しかし、この防衛費 1,000億円というのはですね、自衛隊始まって以来の出来事であります。 平和憲法第9条の解釈の相違による自衛隊そのものの考え方、また平和への考え方の相違を含めて、私どもはこうした点を含めまして、今意見書には賛成しかねますので、意見として申し上げます。 以上。 ○議長(片倉久三君) 大沢章則君。 ◆4番(大沢章則君) 意見を申し上げます。 ここにもありますように、この掃海艇派遣が憲法違反であるか否かについては、国会等でまだ論議をこれからするところであろうというふうに思っております。 そのことは別としまして、今回の湾岸戦争を日本国民として受けとめるときに、お金を出せばいいという考え方だけでいいのかどうかというのは、至近な世論調査を見ても、ひとしく国民の胸に疑問符として投げかけられている現状であります。 したがいまして、私たちは、今すぐこの意見書を提出することについては反対を申し上げます。 ○議長(片倉久三君) ほかにございますか。--これにて質疑、討論を終結いたします。 これより議案第45号を採決いたします。 本案は起立によって採決いたします。 お諮りいたします。本案は原案のとおり決することに賛成の諸君の起立を求めます。         〔起立少数〕
    ○議長(片倉久三君) 起立少数であります。 よって、議案第45号は否決されました。 なお、意見書の提出先は議長に御一任願います。         ------------------ △市長あいさつ ○議長(片倉久三君) 以上で今定例会の議事のすべてを議了いたしました。 閉会前に市長のごあいさつをお願いします。         〔市長 林泰章君 登壇〕 ◎市長(林泰章君) 平成3年第1回岡谷市議会定例会の閉会に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 今定例会に御提案申し上げました平成2年度関係議案並びに平成3年度予算条例議案など多くの重要案件につきまして、慎重な御審議をいただき、いずれも原案どおり議決を賜り、心から厚くお礼を申し上げます。 議案審議並びに一般質問を通じまして、議員各位からいただきましたそれぞれの御意見につきましては、今後検討を深め、市政の運営に当たってまいりたいと考えております。 市政を取り巻く社会経済環境は極めて厳しいものがありまして、行財政運営にも容易ならざるものがございますが、今後とも財源確保に十分配意し、市民福祉向上のため努力を傾注いたしてまいる所存でありますので、一層の御指導と御協力をいただきますようお願いを申し上げる次第でございます。 また、議員各位におかれましては、今期最後の定例会となりましたが、市民の代表者として4年間にわたり御協力を賜り、まことにありがとうございました。4月に執行されます市議会議員選挙に御出馬される議員さん方には、健康に御留意をいただきまして、御当選を期すべく御健闘をお祈りを申し上げ、また御引退なされます議員さん方におかれましては、一層御自愛の上、重ねての御活躍をいただきますように心から祈念申し上げ、お礼のごあいさつといたします。 ありがとうございました。(拍手) ○議長(片倉久三君) ここで議長を交替いたします。         (議長交代、副議長着席)         ------------------ △議長あいさつ ○副議長(山崎芳朗君) 今任期、最後の定例会の閉会に当たり、片倉久三君の発言を許可いたします。         〔議長 片倉久三君 登壇〕 ◆1番(片倉久三君) 一言ごあいさつをさせていただきます。 本日をもちまして任期最後の議会が終了したわけでございます。岡谷市におきましては、すがすがしい日の出を待つ夜明け前という状況ではなかろうか、こんなふうにも感じておるわけでございます。議員各位の温かい御指導をいただきながら、任期を全うすることができ得ました。厚く感謝を申し上げます。 重要な時期にございまして、市長さん初め理事者の皆さん、またここにはお見えになりませんが、多くの職員の皆さん方の適切な処置によりまして議会運営ができましたことを、重ねて厚く御礼を申し上げるものでございます。 いよいよ岡谷市にとっては大変重要な問題が山積しておるわけでございます。ここで任期を全うされまして勇退をされます議員各位には、今後も一層の御健勝で御活躍のほどを祈念をするわけでございます。また、4月の選挙の向かって立候補される方々も全力投球をされまして、好成績で、また議席を得られることをお願いもするわけでございます。 最後になりました。私ども直接の議会事務局長さんを初め職員の皆さん方、適切な御指導をいただきまして議会運営ができ得ましたことを、重ねて厚く御礼を申し上げるものでございます。また、部長さん方初め職員の皆さん方も、ここで退職をされる方もあろうかと思います。あわせて、御健勝で御活躍のほどを祈念をいたすわけでございます。市長さん初め議員各位に、深甚なる感謝を申し上げまして、一言ごあいさつとさせていただきます。 ありがとうございました。(拍手) ○副議長(山崎芳朗君) ここで議長を交替をいたします。         (議長交代、議長着席)         ------------------ ○議長(片倉久三君) これにて平成3年第1回岡谷市議会定例会を閉会いたします。 御苦労さまでした。         午後10時11分 閉会         ------------------地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。  平成3年 3月18日      岡谷市議会議長  片倉久三      岡谷市議会副議長 山崎芳朗      岡谷市議会議員  今井友吉      岡谷市議会議員  増沢千明...